薄毛の改善にはあの食べ物が効果的
公開日:2018年 3月 20日
「あれ?・・・」ふと鏡を見ると、髪が以前に比べて薄くなったような気がする。そう感じたことはありませんか。男性のお悩みトップ3に入ると言われる薄毛ですが、最近は女性でも悩んでいる方が増えています。薄毛の原因を知り、その対策を実践してみましょう。
髪の構造と薄毛の状態
髪は、ケラチンというタンパク質でできており、根元にある毛根部分が髪を成長させています。髪の成長には、頭皮の毛細血管から届く、タンパク質を構成する元となるアミノ酸などの成分が必要になります。
しかし、髪はずっと成長し、永久に伸び続けるわけではありません。一定期間成長した後、自然に抜け、また新しい髪が生えてきます。これを「ヘアサイクル」と呼び、この「ヘアサイクル」が乱れ、髪が十分に成長しないまま抜けてしまうのが、薄毛の状態です。
髪の正常な「ヘアサイクル」を保つためには、健康な頭皮、髪の成長に必要な栄養、栄養を届ける血行の良さ、そして髪を成長させる毛根の力、が必要なのです。
なぜ薄毛になってしまうのか
- ホルモンの影響
男性で一番多い原因が、「ジヒドロテストロン」という男性ホルモンの影響です。このホルモンには毛髪の成長を抑制する作用があり、増加により、髪が生えてこなくなってしまうのです。
一方、女性は男性ホルモンの影響は受けにくいのですが、加齢による女性ホルモンの減少が原因と言われています。女性ホルモンは健康な髪を保つ作用があるため、減少により髪が細くなってしまったり、抜け毛が増えたりしてしまいます。 - ストレス
強いストレスを感じると血管が収縮し、血行が悪くなります。そのため、髪の成長に必要な栄養が、毛根に届かなくなってしまいます。 - 過度なヘアケアとパーマやカラー
洗浄力の強いシャンプーで洗いすぎてしまったり、パーマやカラーを繰り返すことにより、頭皮が荒れ、毛根がダメージを受けてしまいます。 - 生活習慣や食事の乱れ
ダイエットや過度な飲酒などにより、栄養が偏り、毛根が栄養不足となってしまいます。
薄毛を改善するには
まずは、すぐにも実践できる、食生活や生活習慣の改善を行ってみましょう。
- 食生活の改善
バランスの良い食事をとって、十分な栄養が毛根に届くようにしましょう。良質なタンパク質をとってください。また、牡蠣などの亜鉛を含む食品や、豆腐などの大豆食品は「ジヒドロテストロン」を抑制する効果があると言われていますので、積極的にとりましょう。大豆食品には、女性ホルモンと似た働きをする成分も含まれていますので、女性にもおすすめです。 - 睡眠の質と時間の確保
お肌にとって睡眠が重要なように、髪にも睡眠は重要です。質の良い睡眠をしっかりととることで自律神経が整い、ホルモンバランスの乱れも改善されます。 - 適度な運動
軽い有酸素運動などを行うことで、血行が促進され、ストレスの改善効果もあります。また、汗をかくことで「ジヒドロテストロン」も排出される効果があります。 - ヘアケアの見直し
洗浄力の弱い頭皮に優しいシャンプーに変えてみたり、パーマやカラーの回数を減らすことで、荒れた頭皮を健康な状態に戻しましょう。
ビオチン、ノコギリヤシ、小麦たんぱく等のオーガニック植物エキスの力が髪と頭皮に栄養を与え、頭皮の血行を促進します。頭皮をやさしくスッキリと洗い上げます。
薄毛を悩むと、かえってそれがストレスとなり、薄毛の原因になってしまうという悪循環が発生してしまいます。あまり気にせず、食生活や生活習慣の改善は、体の健康のためと考え、楽しく実践していきましょう。