肌の乾燥が気になる冬は、【お風呂の入り方】を見直して
公開日:2014年 12月 1日 最終更新日:2015年 11月 26日
冬になるとゆっくりお風呂に浸かって温まりたくなりますね。しかし「お風呂の入り方」次第では、肌に潤いを与えるどころか、肌の乾燥を加速させていることがあります。
肌を乾燥させないためにはどのような入浴方法が良いのか、乾燥させない入浴のポイントをご紹介します。
肌が乾燥すると…
お肌の乾燥は放っておくと、肌トラブルを引き起こす原因になります。
乾燥すると、肌のザラつきやゴワつき、カサカサ、赤みがでたり、小ジワができやすくなる、化粧ノリが悪くなる、など様々な原因になります。
また、外的刺激から肌を守るバリア機能が低下し、細菌やアレルゲンなどの影響を受けやすくなります。いったんバリア機能が低下すると水分や脂分のバランスが崩れ、さらにバリア機能が弱まる悪循環に陥ることもあります。
肌トラブルを防ぐためには、肌を乾燥させない保湿ケアが大切になります。
乾燥を防ぐ入浴のポイント
「入浴後、肌がカサカサする」という方は、入浴方法に問題があるかもしれません。乾燥を防ぐための入浴のポイントをご紹介します。
寒くなると熱いお湯に浸かりたくなりますね。しかし42℃以上のお湯に浸かってしまうと、肌の保湿成分であるセラミドが流れ出て乾燥を引き起こす原因になってしまいます。熱いお湯は血行を良くしますが、それが刺激となり肌のかゆみが強くなる場合もあります。
入浴後、肌が乾燥する、かゆみが出る、という方は39℃ぐらいのぬるめのお湯に浸かるようにしてみてください。
また、20分以上の入浴もセラミドが流れ出て乾燥を引き起こします。ゆっくり入浴したい時でも20分を目安にそれ以上入らないように注意しましょう。
さらにお湯に浸かっている時に、足首や指先をマッサージするとリンパの流れが良くなり血行や発汗の促進、肌の保湿に繋がります。
入浴以外に気をつけたいこと
入浴前にメイクを落としている方は注意が必要です。実は、メイクを落とした直後の肌は、必要な油分まで取り除かれ乾燥している状態です。そのまま入浴してしまうと、体が温まることで毛穴が開き、水分が蒸発しやすくなり、肌の保湿成分セラミドが流れ出てしまいます。クレンジングでメイクを落としてから入浴する時は、保湿ジェルなどを塗ってから入浴すると乾燥を防ぐことができます。
また、お湯に浸かって温まってから体を洗うという方も多いと思います。しかし、入浴後は保湿成分セラミドが壊れてしまっています。この状態で体を洗うと、さらに肌が乾燥する原因になります。お湯に浸かる前に体を優しく洗うことで乾燥を防ぎましょう。温まってから洗いたい時は、泡でなでるように極力やさしく洗うようにしましょう。乾燥がひどい時は石けんを使うのを1日おきにするのもおすすめです。
体の泡やシャンプーの泡を流す時はシャワーの水圧にも気をつけましょう。シャワーの勢いは、私たちが想像する以上に肌へ負担がかかっています。シャワーを肌にあてる場合は、ぬるめのお湯でシャワーの勢いを柔らかくするようにして下さい。
これからの時期、ますます寒くなり空気が乾燥してきます。これらポイントを取り入れて、お風呂に入りながら乾燥を防いでいきましょう。