風邪予防に有効なユーカリオイルの使い方
公開日:2015年 2月 12日 最終更新日:2015年 4月 17日
寒くなると風邪をひかないか心配になる方も多いでしょう。
手洗いやうがい、防寒はもちろん、部屋の湿度を保ったり栄養価の高い食事を心がけたりしているという方も少なくないはずです。
これらはもちろん大切なことですが、アロマにも風邪予防に役立つものがあるのをご存じでしょうか。
今回は風邪予防に役立つユーカリの作用と使い方についてご紹介します。
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ユーカリの持つ強い抗菌作用
ユーカリには「シオネール」という強い抗菌作用を持つ成分が含まれています。この「シオネール」は鼻づまりや鼻炎の症状の緩和や咳を鎮める作用が期待できるほか、たんが絡んで辛いときにも有効で、肺や気管支が弱い方にも向く香りです。
免疫を強化する働きや呼吸器系のトラブル改善といった作用があり、風邪症状の出始めに使うと効果的です。また、風邪だけでなく花粉症の症状緩和にも期待できます。
さらに、ユーカリには気持ちを静めてくれる、頭を明晰にするといった働きがあります。風邪などで辛いときはもちろん、心身をリフレッシュさせたいとき、集中力を高めたいとき、勉強や仕事中に意欲的な気持ちを取り戻したい時などにもおすすめです。
おすすめの利用方法
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蒸気を吸い込む「蒸気浴」
お手軽なのは、マグカップにお湯を注ぎそこへユーカリオイルを1滴ほどたらす方法です。風邪の症状が辛い時は、1日に何度かお湯を入れ直して試すといいでしょう。ユーカリは非常に香りが強いため、少量からお試しください。
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芳香器を使った「芳香浴」
アロマディフューザーやアロマポットなどの芳香器を使って、1日中部屋に炊いておくのもおすすめです。部屋全体に殺菌・消毒作用を働かせるために、風邪の症状が和らぐまで継続して行うのも有効です。
芳香器がない場合は、ティッシュやハンカチに数滴たらす方法もあります。デスクの上に置いたり、眠るときに枕元に置いておけば、呼吸が楽になり喉の痛みや咳などの症状を和らげるのに役立ちます。
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入浴の際に行う「沐浴法」
お風呂に数滴たらすことで、入浴による効果に精油の効果が加わり相乗効果も。湯船の蒸気とともにユーカリの香りが立ちのぼり、リラックス効果とともに喉の痛みや鼻づまりの改善が期待できます。
ユーカリオイル使用時の注意点
ユーカリは非常に香りが強く、鼻の近くに塗布するとむせてしまうことがあります。身体に塗布する場合は背中側からすりこむと良いでしょう。マスクに落として直接嗅ぐということは避けてください。
また、高濃度で使用すると皮膚刺激があります。敏感肌の方は体調に合わせてごく少量から試してみるなど注意が必要です。妊娠中や乳幼児への使用は基本的に避けるようにしてください。
ユーカリに限らず気分が悪くなった際は、アロマの使用を中止するようにしましょう。
風邪予防、花粉症の緩和、気分転換や仕事の集中力アップなど、ユーカリの持つ抗菌作用、消毒作用を上手に利用して、健康で快適な生活にお役立てください。