夏に退色しやすいヘアカラー。その大きな原因は紫外線
公開日:2017年 9月 2日
夏になるとヘアカラーの持ちが悪いと感じたことはありませんか。紫外線はヘアカラーの大敵ですから、しっかりと対策しておかないときれいな色が続きません。夏場に意識したい色落ち対策、ホームケアについての基礎知識を見ておきましょう。
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カラーリングの退色と紫外線の関係とは?
髪内部のメラニン色素を破壊して脱色したところに色を入れていくのがヘアカラーの流れです。メラニン色素は紫外線をブロックする働きを担うものなので、カラー直後は日焼けしやすい状態になっています。そこに紫外線ダメージが加われば、どんどん色がぬけていくのは当然です。
紫外線がカラーの構造そのものを破壊することも色落ちの原因とされます。色味によって落ちやすさに違いがあるのは、構造によるものです。明るめのカラーほど色落ちしやすい性質があって、紫外線ダメージも受けやすくなります。色持ちをよくするためには、ホームケアなどによってダメージを受けにくい状態にして、キューティクルや髪の内部に隙間を作らないことがポイントです。具体的に意識したい対策3つを見てみましょう。
退色を防ぐために意識したい対策3つ
まず、ヘアカラー当日には海水浴やプールを控えることです。アルカリ性には色落ちをまねく性質があって、髪本来の弱酸性を維持する取組みが必要とされます。海水、プールの水に触れると髪がアルカリに傾きやすく、カラー当日にはリスクです。イベントに向けて髪を染める場合には、カレンダーと相談しながらなるべく早めにすませましょう。
カラーをした後には、ヘアカラー用のシャンプーやトリートメントがおすすめです。カラーをしてから数日は、酸性シャンプーもしくは弱酸性で低刺激のアイテム、アミノ酸系シャンプーなどを選択して、髪本来のあるべき状態に戻していきます。髪の毛も肌と同じ弱酸性が理想ですから、アルカリをのせるのは逆効果です。安価なシャンプーの強い合成成分は刺激になりやすく、オーガニックアイテムをおすすめします。
最後に、キューティクルを整えるトリートメントを使うことです。カラーリング直後はキューティクルが開いた状態になって、色落ちの原因となります。洗い流さないトリートメント、ヘアミルクなどでコンディションを整えてあげると、カラーの持ちが良くなる実感を受けるはずです。ヘアカラーは熱に弱い性質もありますから、ドライヤー前に使うアイテムも適しています。髪の表面をコーティングしてから熱風をふきかけることにより、トラブルを防ぎましょう。
- ヘアカラー当日には海水浴やプールを控える
- カラーをした後のトリートメント
- 洗い流さないトリートメント、ヘアミルクなどでコンディションを整える
UVカットできるトリートメントもおすすめ
UVカット機能がついたトリートメントを活用すると、紫外線ダメージを軽減できます。日差しが強い時期はUVカット機能つきトリートメントを積極的に活用して、髪本来の強さをサポートしていく取組みも必要でしょう。さらに対策を強化するため、日傘や帽子を活用します。頭皮が日焼けすると健康な髪が育ちにくくカラーの持ちにも影響するため、日除けアイテムは重要です。髪に使う日焼け止めスプレーのようなプラスワンアイテムを使って、毛先を守るのも一案でしょう。複数の対策を組み合わせることにより、カラーの持ちを改善して理想的な状態を維持していきます。
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お顔の紫外線対策はしっかりと行っていても、髪の毛まで気がまわらない方もいることでしょう。お手入れ次第できれいな状態が長続きしますので、女性らしいしなやかな髪を維持するケアをはじめてみるのはいかがでしょうか。