パラベン以外の防腐剤
公開日:2010年 8月 11日
パラベン以外にも防腐剤はたくさんあります。
中でもよく見かけるこの3つについて。
フェノキシエタノール(略号:PE)
緑茶など自然界に天然物として存在する成分で、薬事法で表示指定成分になっていない成分。多くは含有量は微量でメーカーによって表示していない場合もあるようです。
パラベンなどと比較して毒性は弱い。
ソルビン酸
多く果実に含まれる天然に存在する酸ですが、現在は合成できるようになり、
化粧品はもちろん、食品添加物としてハム、チーズ、漬物、みそなどの保存料に使われています。
アレルギー、喘息、花粉症、皮膚炎などを起こしやすく、発がん性も疑われる成分として薬事法で表示が義務づけされています。
フェノール
殺菌力、抗菌力、収れん性、抗酸化性、紫外線吸収性がある成分。
タール色素を含む化粧品や歯磨き粉にパラベンと同じ位の頻度で使われているようです。
この成分も発がん性も疑われる成分として薬事法で表示が義務づけされています。
これらの3つの成分はパラベンよりも抗菌性が低いため
配合量が増えてしまうようです。。
量が増えれば刺激も強くなるので肌の弱い方は注意が必要です。
化粧品は製造から3年間は変質しないように定められているので必ず防腐剤が入ってます。
防腐剤がなければ化粧品も腐ってしまうので
腐ったものを使うより安全な範囲で防腐剤を使っていればいいとも思います。
でもメーカーによって、パラベンフリーだから安全と言っていても
パラベンと同等の毒性のある防腐剤が使われていたりするのが実情。。
それがちょっと怖い。
私もすっかり「パラベンフリー=安全」なんてふうに思っていました。
知らないで使っていて自分の肌に合わなかった時。
わからないまま他のものに変えても状態は悪くなってしまいます。
成分を知って自分に合うものを使いたいですね。