【シリーズ】成分表示の読み方 第2回:オーガニック認証・ヴィーガン認証の「範囲」を知る

その「マーク」は、何を保証しているのか

化粧品のボトル裏やパッケージにある、緑色の「オーガニック認証」や「ヴィーガン」のマーク。
これらを見つけた時、私たちは無意識のうちに「肌に優しそう」「これなら荒れないはず」と、ある種の安堵感を抱いていないでしょうか。
しかし、いざ使ってみると、植物エキスの香りが強すぎて刺激に感じたり、予想以上に肌がつっぱったりして、「オーガニックなのに何故?」と戸惑うこともあるはずです。
実は、そこには私たちがマークに対して抱いている「感情的な期待値」と、マークが物理的に保証している「事実の範囲」との間のズレが存在しています。

認証が守る「畑」と、あなたの「肌」は別のもの

エコサートなどの「オーガニック認証」が主に厳しく審査しているのは、原料が育った「畑(土壌)の健全性」や「農薬の有無」、そして「製造工程における環境負荷」です。
また「ヴィーガン認証」は、「動物由来成分を使用していないこと」や「製造過程で動物実験を行っていないこと」を証明するものです。
これらは、地球環境や動物倫理といった大きなサイクルにおける非常に重要な指標です。
しかし、これらは「あなたの今の肌の水分と油分のバランスに、物理的に適合するかどうか」や「特定のアレルギー反応を起こさないか」を保証する成分表示ではありません。
大地の力強いエネルギーを吸い込んだ植物エキスは、時として過敏になっている春の肌には「強すぎる(アクティブすぎる)」物理的な刺激となることも決して珍しくないのです。

思考停止の免罪符ではなく、選択の「コンパス」として

「オーガニック=絶対的な善、化学物質=絶対的な悪」という単純な二元論から抜け出すこと。
認証マークは、環境への配慮という企業の姿勢を知るための頼もしいコンパスとして活用し、最後にそれが本当に今の自分に合っているのかを選ぶのは、他でもない「あなた自身の身体感覚」です。
手のひらで伸ばした時のテクスチャー、鼻孔を抜ける土の匂いの強さ、そして肌に乗せた直後のわずかな温度変化。
認証の「範囲」を正しく知ることは、ブランドの哲学を理解しつつも、自分の肌の声に耳を澄ませるという、自立したスキンケアの第一歩なのです。

成分表示の読み方/選び方 – “第1回 全成分表示の「黄金ルール」 配合量が多い順に並んでいるルール。1%ラインの見極め方。”



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