歯磨きはお風呂での「ながら磨き」が最適?
公開日:2014年 8月 19日 最終更新日:2014年 8月 7日
「お風呂で歯磨き」にはメリットがたくさん
一日の疲れを癒しリラックスするバスタイム、実はこのバスタイムに歯を磨くと歯が綺麗になるだけでなくこんな嬉しいメリットがあります。
- 肌や髪のアンチエイジング
- 虫歯予防
- 歯周病予防
- 口臭ケア
歯磨きしたら虫歯や歯周病の予防は当然の効果なのでは? と、お思いかもしれませんが、実は“お風呂に入りながら”歯磨きをすることで、その予防効果がよりアップするのです。
そして注目なのが肌や髪のアンチエイジングです。お風呂で歯磨きをするだけで、どうして若返り効果があるのか、詳しくご紹介します。
お風呂で歯磨きが肌を若返らせる
お風呂で歯磨きをする事で肌が若返る、その秘密は成長ホルモンの一種である「パロチン」による働きです。
湯船に浸かり、身体を芯から温めながらリラックスすると、副交感神経が優位になります。その状態で口の中を刺激すると、“良い唾液”と言われているサラサラの唾液が分泌されます。このサラサラの唾液をたくさん分泌させることで、脳に指令が行き、睡眠中に成長ホルモンのパロチンが多く分泌されるようになるのです。
このパロチンは別名「若返りホルモン」と呼ばれているホルモンで、肌や髪など全身の細胞の代謝を良くする働きがあります。このパロチンは元々体内にある天然成分ですが、24歳をピークとして、だんだんと分泌量が減少してしまいます。
お風呂で歯磨きする事により、パロチンの分泌を促してやることで、寝ている間の肌の生まれ変わりを助け、アンチエイジングに一役買ってくれるのです。
虫歯を防ぎ美しい歯を保つ
歯磨き本来の目的は、歯の汚れを落として虫歯や歯周病を予防すること。これについても、洗面台で磨くよりもお風呂に入りながら磨くことでより効果的な歯磨きが出来ます。
ゆっくりと入浴し身体を温めることで、血液やリンパ液の流れをスムーズにし、同時に歯茎もゆるむのです。
この状態で歯磨きを行うことで、歯垢が落ちやすくなり、汚れを残さずに綺麗に除去出来ます。また、入浴しながら行うことで、普段はささっと済ませてしまう歯磨きもバスタイムと並行し、のんびり時間をかけて丁寧に磨く習慣がつきやすくなります。
また、お風呂に入りながらの歯磨きで、サラサラの良い唾液をたくさん分泌することで、歯周病や口臭も予防されることがわかっています。
歯磨き粉はなしで磨く
歯磨きをする際、歯磨き粉を使っている人がほとんどかと思います。
しかし、お風呂に入りながらの歯磨きでは歯磨き粉なしで磨いてみましょう。
歯磨き粉は、作られた爽快感をもたらしてしまうので、実際に汚れが落ちきっていなくても、しっかり磨けていると錯覚しやすくなるのです。
歯磨き粉を使わないことで、ブラッシングのみでしっかりと汚れを落とそうという気持ちになるため、自然と丁寧さが増します。また、歯磨き粉を使っているとよく見えない歯の隙間や表面も鏡でしっかりと確認しながら磨けるので、いつもは見落としがちな部分まで歯ブラシを動かす事が出来ます。
歯磨き後の爽快感が欲しい場合は、最後に仕上げとしてマウスウォッシュやマウススプレーの使用がおすすめです。また、マウスウォッシュもミントやローズマリーなどオーガニックのものを使うことで、天然の抗菌成分で口内環境を良い状態に保ってくれます。歯周病や口臭ケアとしても効果的です。
バスタイムは女性にとって自分を磨きながらリラックスする大切な時間です。
今晩からバスタイムに歯磨きを行う習慣もプラスして、よりバスタイムを充実した時間にしてみて下さい。