大晦日の夜に世界の風習からひとつ。気持ちが切り替わる小さな習慣
公開日:2025年 12月 18日

大晦日って、やることが多い日です。掃除、買い出し、年賀状(もう書いてない)、冷蔵庫の奥の何か…。お正月の準備、年末のテレビ番組、「よし、今年はちゃんと締めよう」と思うほど、気持ちが忙しくなるのも毎年のこと。
でも世界の年越しを見ていると、意外とみんなやっているのは“立派な抱負やお正月の準備”じゃなくて、もっと単純なこと。食べる、飛ぶ、誰かを迎える。つまり、気持ちのスイッチを入れるための、小さな儀式なんです。
今日は、年越し、大晦日にできる4つのことを選んでみました。どれかひとつだけ、試してみてはいかがでしょうか。
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動作:デンマーク「ジャンプして新年に入る」
デンマークでは、大晦日の0時に椅子の上からジャンプして、新年に“飛び込む”習慣があるそうです。理屈というより、身体で区切る感じ。ちょっと可笑しいのに、ちゃんと切り替わるのがいい。年越しは「空中にいた」ってやつですね。
所要時間 30秒
- 0時の直前に、深呼吸を1回
- そして“ほんの小さく”ジャンプ(危ないので椅子はなしでOK)
- 着地したら、今年手放したいことを1つだけ心の中で言う
ジャンプのあと、なぜか笑ってしまう人がいたら、それも縁起だと思っておきます。
訪問:スコットランド「最初の来訪者が運を運ぶ」
スコットランドの年越し(ホグマネイ)には、年が明けて最初に家に入る人が、その年の幸運を運ぶ…という考え方があります。いわゆる“最初の訪問者”。“誰が最初に入ってくるか”に意味があるのは、家が一年の土台だからかもしれません。
所要時間 3分
- 年明け最初に「部屋に入る人」を家族で決める(ひとり暮らしなら自分でOK)
- その人は、手土産を“ひとつだけ”持つ(お茶、甘いもの、みかんでも)
- 「今年もよろしく」と、ひとこと言って入る
大げさな挨拶はいりません。声が小さくても、眠そうでも、成立します。
食:スペイン「鐘に合わせてぶどう」
スペインには、大晦日の0時に鐘の音に合わせてぶどうを食べる風習があります。12粒=12ヶ月。ひと粒ずつ「この月はこうありたい」を願うようなもの。食べる、という行為は、願いを“身体側”に落とす方法でもあります。除夜の鐘みたいですね。
所要時間 3分
- ぶどうがあれば12粒。なければ3粒でもOK
- 0時の前に、来年ほしいものを「3つ」だけ書く(健康、余白、旅行、よく眠る…なんでも)
- ひとつだけ声に出してから食べる
“声に出す”が、意外と効きます。書くだけより、少し現実になる感じがする。

食:イタリア「豆=増える、の縁起」
イタリアでは、新年にレンズ豆を食べる習慣があり、豆が小さなコインに見えることから“豊かさ”の象徴として語られます。お金に限らず、増やしたいもの(余白、健康、睡眠、笑い)を決めるのにちょうどいい。体重を減らしたいというのはダメです。
所要時間 3分
- 「増やしたいもの」を1語で決める(お金でも、時間でも、体力でも、笑いでも)
- 明日の食卓に“粒のもの”を添える(豆、雑穀、ナッツでも)
- 食べる前に、その1語を思い出す
増やしたいのはお金だけじゃない、ってところが好きです。年末って、そういうことを思い出す日でもあるので。
大晦日の夜に世界の風習から「ひとつだけ」

- 0時の前:紙に3つ書く(スペイン式)
- 0時ちょうど:小さくジャンプ(デンマーク式)
- 0時のあと:最初の一歩を“丁寧に”(スコットランド式)
- 翌日:粒のものを食べて、増やしたいものを思い出す(イタリア式)
儀式が続く「道具」3つ
大晦日の夜にあるといい、小道具3選

お風呂を儀式にするもの
MOON & HERB 月の満ち欠けバスソルトセット4種
(大晦日の“落とす”に)

空気を切り替えるもの
YAETOCO エッセンシャルオイル 柚子 5ML
(香りは強くしないくらいがちょうどいい)

温かい飲みもの
【紙箱タイプ】ANASSA ハーブティー PURE PROTECTION
(それだけで“区切り”になる)
世界の大晦日を自分に取り入れる
大晦日の儀式って、結局は「新しい年をちゃんと迎えたい」という気持ちの置き場所だと思いますので、ジャンプが小さくても、ぶどうが3粒でも、手土産がみかんでも、細かいことは気にしないで、今年は意識をすこし変えてみるのもありではないでしょうか。
区切りがひとつあるだけで、元日の朝が少しだけ軽くなる。そんな年越しを、今年はひとつだけ、試してみるのはいかがでしょうか。


















