「 プラスチック ・フリー・ジュライ」でエコ チャレンジ!身の周りのプラスチック製品を見直してみる

プラスチック ・フリー・ジュライ(Plastic Free July)という言葉をご存知ですか?国際的な環境運動で、毎年7月に開催されているものなのですが、あまり耳馴染みがない方も多いかもしれませんね。でも、海洋プラスチック汚染やマイクロプラスチックによる弊害など、 プラスチック にまつわる問題は待ったなしの状態です。この環境運動をきっかけにして、この7月は身の周りのプラスチック製品を見直してみませんか?
プラスチックフリーのイメージ

7月は脱プラにチャレンジ! プラスチック ・フリー・ジュライとは

2011年に、オーストラリアの西オーストラリア州フリーマントル市で、プラスチックフリー財団の創設者であるレベッカ・プリンス=ルイス氏(Rebecca Prince-Ruiz)とその同僚たちが、使い捨て プラスチック の削減を目的としたキャンペーンを行いました。それが「プラスチック・フリー・ジュライ」の始まりです。当初は数十人しかいなかった参加者も、その後は急速に増え続け、オーストラリア国内だけでなく、世界中で多くの人々や組織が参加するようになりました。現在では、190以上の国と地域で、毎年1億人以上が参加する国際的な運動となっています。参加期間は1日からでもOK。1週間、1か月間、この先も永遠に参加するなど、参加者が自由に決めることができます。

プラスチック・フリー・ジュライに参加するならこちらから
https://www.plasticfreejuly.org/blog/

待ったなしのプラスチック汚染問題

プラスチックによる海洋汚染のイメージ
プラスチックごみが問題になっていることは、多くの人が見聞きしていると思いますが、最大の問題点は、その広範かつ深刻な環境と生態系への影響です。

海洋汚染

海洋生物がプラスチックを誤食し、消化器官を詰まらせて死亡するケースが多発しています。また、プラスチック片に絡まることで自由に泳げなくなり、餓死することもあります。

マイクロ プラスチック

プラスチック は分解にとても長い時間を必要とします。分解の課程で徐々に微小な プラスチック 片、つまりマイクロプラスチックに分解されるのですが、これが土壌や水源に広がり、問題を引き起こすのです。マイクロプラスチックが小さな魚やプランクトンに摂取され、食物連鎖を通じてより大きな生物、最終的には人間にまで影響が及ぶ可能性があります。

化学物質の影響

プラスチック 製品が製造される課程で使用されるビスフェノールA(BPA)やフタル酸エステル。これらを使用した プラスチック 容器を使用する課程で、その成分が食べ物や飲み物に溶け出す可能性があります。これらの成分は動物の胎児、そして人間の子供に対してさまざまな影響があると言われています。その一方で無害であるという報告もあり、今だに不明な点が多いのが現状です。不明であるならば、できるだけ避けたいですよね。

プラスチック ごみの処理と管理の問題

リサイクルが盛んに行われている プラスチック ですが、実はリサイクル率は低く、特に使い捨てのプラスチック製品をリサイクルするのは難しいとされています。多くの プラスチック が適切に処理されず埋立地に蓄積すれば、プラスチックが分解される過程で発生する有害な化学物質が土壌や地下水に漏れ出すリスクがあります。

持続可能な未来を築くためには、プラスチック 使用の削減、リサイクルの推進、代替素材の開発など、総合的な取り組みが求められます。

日本は世界でも有数の プラスチック 消費国

日本は1人当たりの プラスチック 消費量が非常に高く、世界でも上位に位置しています。1人当たり年間で約30kgの プラスチック を消費。国としては年間で約900万トン以上のプラスチックを消費しています。

ドイツでは、 プラスチック 製品の使用削減やリサイクル率の向上を目的とした法律のもと、厳格なリサイクル政策と廃棄物管理システムを構築し、 プラスチック ごみの削減に努めています。また、スウェーデンではごみの99%がリサイクルまたはエネルギーとして再利用されており、 プラスチック ごみも厳格に分別され、リサイクルされています。フランスでは使い捨てのプラスチック製コップ、グラス、皿の使用を禁止しています。

日本でも プラスチック ごみに対する意識が高まり、国・企業・個人でさまざまな取り組みを行っているものの、世界と比べると遅れをとっていると言わざるを得ません。

難しく考えず、まずは身の周りのから脱プラしよう!

地球環境が、といった大きな主語で考えるとあまり身近に感じられないのが プラスチック 問題。まずは難しく考えずに、プラスチック を使っていない製品を選んだり、リサイクル品を積極的に使ったり、身の周りのちょっとしたことから始めてみるのが◎。amasiaおすすめの プラスチック フリーなプロダクトをご紹介します。

ESCA シャンプーバー ERDE コンディショナーセット
バータイプのシャンプーとコンディショナーのセット。ダマスクローズの香りにラベンダーやセージ、オレンジなどをブレンド。甘やかな中にもスッキリ感が漂います。固形化することで液体製品に必要なプラスチックボトルをなくし、海洋生物へ深刻な影響を及ぼす プラスチック の撤廃を目指します。Escaは商品全てにおいて再生紙や生分解性素材を採用し、環境・動物・人体に影響を及ぼすことのないものづくりを実践しているメーカーです。

AROMA RECOLTE ソリッドパフューム FOCUS
シア脂、ホホバオイル、ミツロウなどが配合された、指先や毛先のケアにも使える練り香水。FOCUSはライムなどの柑橘やユーカリに、ローズやショウガなどの精油をブレンド。スッキリとした中にも上品さを感じられる香り。集中したいときに。パッケージは木製。自然の素材を活かして職人さんが一つひとつ手を加えて仕上げています。使い終わった後も捨てずに、アクセサリーケースなどに活用できます。

DAVIDS ホワイトニングトゥースペースト ペパーミント & デンタルフロスセット
天然原料のみをベースとし、自然な甘さとさわやかな天然ミントフレーバーのホワイトニング歯磨き粉。リサイクル可能で天然のミントフレーバーを損なわない金属製チューブ使用しています。セットのデンタルフロスはレフィルタイプでリサイクルペットボトルから作られたポリエステル繊維を使用。歯間にフィットして、歯並びに関わらず細かい部分の歯垢まで逃さずキャッチしてくれます。

HYDROPHIL サスティナブル トゥースブラシ ナチュラルミディアム
モウソウチクと呼ばれる竹で作られたサスティナブルな歯ブラシ。BPA(ビスフェノールA)不使用で、パッケージにもこだわり、プラスチックは使用していません。ハイドロフィルはドイツの歯ブラシを始めとしたオーラルケアブランドで、プラスチックゴミを減らし環境を守るというミッションのため、使う素材や塗料に徹底的にこだわっています。

CINK TODDLER GIFT BOX FOG
自分の手で食べ始めるようになったお子さまにぴったりなマグ、ボウル、プレート、スプーン、フォークの5点のセット。木繊維とバイオベースのPP(プリプロピレン)でできており、リサイクルが可能。BPA・PVC・フタル酸エステルフリーで、小さなお子様でも安心して使うことができます。子どもだけでなく大人も使え、ギフトとしても最適です。

ABEEGO ビーズワックスラップ-バラエティ 3枚セット
オーガニックコットンと麻でできた生地に、独自の配合でミツロウ・ホホバオイル・天然樹脂(木由来)のコーティングを施した100%天然素材で作られたビーズワックスラップ。大きさの違う3枚がセットになっていて使いやすい。これを使うと食品の持ちがよくなるので、食品廃棄を減らすことができます。それだけでなく、1年ほど繰り返し使え、使用後は土に還り堆肥にすることもできます。

LAST OBJECT ランドリーバッグ 2サイズセット
特殊な細かい網目が衣類へのダメージを軽減し、マイクロプラスチックファイバーが流出しないように設計されたコットン製のランドリーバッグ。サイズが違う2つをセットにして。Last ObjectはCO2の排出を減らし、質の高い使い捨て製品の代替品を世界に提供することを目指しています。

プラスチックフリーなプロダクトは、こちらからCHECK!
https://amasiastore.jp/collections/plasticfree

プラスチック と上手に付き合う

普段、当たり前に使っている プラスチック 製品。使い勝手がよかったり、コストパフォーマンスが高かったり、いざというときに防災グッズとして役にたったりとメリットもあります。 プラスチック 自体が悪いのではなく、大切なのは付き合い方。使い捨てのそのプラスチック製品は本当に自分に必要か立ち止まってみる、マイバッグやマイボトルを持ち歩いてプラスチックの使用頻度を減らす、リサイクルできるよう捨てるときにしっかり分別をする、など、できることから始めてみませんか?そうすることで毎日がすっきりし、綺麗な海や、生き物を守ることにつながることでしょう。

イルカが綺麗な海な海を泳いでいるとこと

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