シャンプーの語源はマッサージ。歴史から頭皮ケアの重要性を見直そう

何気なく使っているシャンプーですが、もともとの語源をご存知でしょうか。シャンプーの語源、本来の意味合いを歴史と一緒にご紹介します。髪を洗うこと=シャンプーと思っている方も多いはずですが、本当の意味は異なるようです。知ればもっとヘアケアが楽しくなる豆知識、シャンプーの語源と歴史を見ていきます。

シャンプーの語源はマッサージ


シャンプーは、英語表記の「shampoo」がそのまま日本語になって使われている言葉です。イギリスが起源というわけではなく、ヒンドゥスターニー語の「champo(マッサージする)」に由来すると言われています。
17世紀のインドでは、香油を使って頭部をマッサージする習慣がありました。当時に使われていた香油は、キンコウホクを原料にしたものと言われています。シャンプーが始まった時からすでに、植物の力を使った頭皮や髪の毛のケアが行われてきた歴史は関心深いところです。インドの頭部マッサージが18世紀のヨーロッパに伝わって、今で言うところの「石鹸シャンプー」が開発されたと言われています。

日本におけるシャンプーの歴史

国内のシャンプー習慣については、独自の発展をとげています。日本髪が主流の時代には髪を洗う頻度が少なくて、1ヶ月に1度くらいだったそうです。髪を結うときに油を使っていたため、米ぬかや小麦粉などを活用、油分を落としていたと言われています。身分が低い人たちは髪を洗うことができず、櫛で埃を落とすお手入れをしていました。だんだん臭いが気になってくるため、油でごまかしていた時代です。
時代が進んで、西洋風のヘアスタイルが一般的になってくると、髪をしなやかにするシャンプーが普及します。かたい髪質の日本人でも洋髪をきれいに見せるため、油分を与える洗い方にシフトしたところが特徴的です。粉石けんや白土を配合した「髪洗い」が売り出されて、徐々に普及していきます。固形シャンプーが登場したときにはじめて「シャンプー」という名前が付き、今にいたるまで様々な商品が発売されていきました。

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シャンプーの元祖・インドに学ぶ頭皮ケア

シャンプーの語源にもなったインド式のヘアケアスタイルは現代にも残っていて、美に敏感な女性の間で注目されます。インドの女性は、ピュアなオイルで頭皮をマッサージしたり天然ハーブを使ったシャンプーを活用したりすることにより、豊かな黒髪を維持しているところがポイントです。
インドの一般的な女性が行っているシャンプーの手順は、やや日本と異なるそうです。髪の毛を濡らす前にオイルで髪と頭皮をマッサージ、5〜10分放置します。この後にしっかり髪を濡らし、シャンプーで洗っていく流れをとるとのこと。リンスやコンディショナーは使わずに、オイルをもう1回髪になじませます。この後に乾燥させて完全に乾く前にきれいにセット、もうしばらく乾かしたら出来上がりです。
ドライヤーがないから自然乾燥させる、など文化や風習の違いはあっても、私たちも真似したい箇所はあります。たとえば、良質なオイルで頭皮の汚れを浮かせること。シャンプーした後に乾燥トラブルを防ぐため、もう1回オイルを使うところも参考になります。

頭皮ケアにいいオーガニックヘアケア

頭皮を洗うことが重要であるという視点は、昔も今も変わりません。頭皮の汚れを落とすために植物の力が貢献して、美しい髪を育てるベースとなります。髪の毛の健康を考えるなら、昔ながらの知恵やインドのヘアケア習慣を参考にするのも良いでしょう。

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