パラベンの毒性と安全性について
公開日:2010年 8月 10日 最終更新日:2010年 8月 16日
無添加化粧品でよく目にする「パラベンフリー」の文字。
そこでちょっとパラベンについて。
パラベンとは、パラオキシ安息香酸エステルの略称。
薬事法で「アレルギーなどの皮膚障害を起こす恐れのある物質」として表示が義務づけられていて、使用濃度は1%以下と入れる量も定められています。
そして大手メーカーの多くのヘアケアやコスメに使われてます。
抗菌活性の強い順に
ベンジル>ブチル>プロピル>エチル>メチル
1種類のものもあれば、何種類も配合しているものもあります。
もちろんメチルパラベンが一番毒性が低いのですが、
その配合量も忘れてはいけません。
何種類か合わせることによって全体の量を減らすことができる。
結果として1種類よりもお肌に優しいということもあります。
では薬事法で定められているパラベンは安全なのかどうかが気になるところ。
アレルギーの方にとってはもちろん危険成分ですが
それ以外の方には、多くの商品に使われているのだから安全なはずですよね。
でもひとつ気をつけたいのが
薬事法では1つの商品に対して使用濃度を定めています。
でも私たちが普段使っている化粧品は1つではありません。。
シャンプー、リンス、トリートメント、石けん、化粧水、乳液、美容液など
たくさんのものを毎日肌につけています。
アレルギーを引き起こす恐れのある成分を実際にどれくらいの量を使っているのか。
さっぱり検討もつきません。
まずは成分表示を見て知ること。
自分なりの判断基準や好みを持つことが大事になってきます。
そして、パラベン以外にも防腐剤はまだまだたくさんあるんです。