夏にニキビ・吹き出物が増える原因は?正しい対策ケアでスベ肌に
公開日:2015年 7月 19日 最終更新日:2020年 8月 9日
夏になると、肌荒れ・ニキビがひどくなる。そんなお悩みをよく耳にします。ここでは、季節性ニキビ・吹き出物の原因と対策を紹介します。暑い季節をストレスなく乗り切るための基礎知識、ご一読頂ければと想います。
夏にニキビ・吹き出物が悪化する2大原因
そもそもニキビができるのは、アクネ菌・マラセチア菌が原因です。これらの菌は、私たちの身体にもともといる常在菌。いるだけで、悪さをすることはありません。皮脂で毛穴が詰まると、皮膚内部で通常以上に増殖します。すると、炎症を起こしたり化膿させたりとトラブルが生じます。この状態が、ニキビや吹き出物。きれいな肌を目指すなら、皮脂詰まりの改善が必要です。
では、どうして夏にニキビが増えてしまうのでしょう。大きく分けて、2つの原因が考えられます。1つ目は、過剰な洗顔。何度も顔を洗っていると、角質を傷つけてしまいます。角質は、肌を刺激から守るのに不可欠なもの。バリア機能が衰えた結果、毛穴詰まりを起こしやすくなり、気になるトラブルが起こります。2つ目は、エアコン・紫外線による乾燥です。表面の水分が少なくなると、ターンオーバーが上手にできずに角質が厚くなります。硬くなった角質は、アクネ菌の温床に。Tゾーンのニキビが気になる方は、この原因を疑いましょう。
夏のニキビを防ぐための洗顔方法
洗顔フォームや石鹸を使うのは、朝・晩2回が基本です。朝の洗顔のポイントは、べたつきが気になる部分を中心に洗うこと。トラブルを起こしている部分に刺激を与えないように、軽めにこするとベターです。
夜の洗顔は、しっかり目のクレンジングでUVクリーム・メイク汚れをスッキリ落としきるのが正解。荒れている部分がヒリヒリ傷む場合には、刺激が少ないミルクタイプのクレンジングを使いましょう。
クレンジングした後は、きめ細やかに泡立てたフォームを乗せ、円を描くように洗います。皮脂腺が集中している部分を中心にケアすると、ニキビ予防効果が高まります。洗った後は、ぬるま湯でよくすすぎ、清潔なタオルで水分を拭き取って完了です。油脂不足が気になるなら、洗顔フォームではなく石鹸を使うのも一案。適度に油脂を落として、肌の状態を整えてくれます。朝・晩以外に汗が気になる場合は、ぬるま湯で洗い流して対応します。水で濡らしたタオルを使い、拭き取ってもいいでしょう。汚れはこまめに落としつつ、必要な皮脂まで失うことがないよう適度な洗顔方法を覚えましょう。
ニキビができている時でも保湿ケアは必須
ベタつきが気になるからと、化粧水だけでケアを終わらせていませんか。実はこれは、間違ったニキビ対策。夏であっても、乳液・美容液は必須です。化粧水で補った水分は、そのままだと蒸発します。表面の水分まで一緒に連れていってしまって、乾燥がひどくなることも。乾燥がひどくなればなるほど、肌トラブルを起こしやすく危険です。
せっかく与えた潤いを逃さないようにするのが、乳液、オイルの役割。水分にふたをして、内部への浸透を助けます。美容液は、紫外線ダメージを修復するために必要。肌コンディションを整えて、刺激に負けない肌を作ります。
テカリが気になる場合は、ピュアオイルでのケアがおすすめ。良質な植物オイルは、肌と組成が似ていて馴染みがいい特徴があります。不自然なベタつきが少なく、ストレスレスです。たとえば、エイジングケアで知られる>アルガンオイル。保湿しながら、肌の状態を整えて、トラブルの修復を目指します。他にも、イチョウエキス・ローズオイルなどは整肌機能が強く、美肌に導く効果が期待されます。気になるポイントに特化した商品を選び、継続的におつきあいをしていきましょう。
夏のニキビ・吹き出物は、お肌が悲鳴をあげている証拠かも。トラブル信号を軽視していると、秋口にツケがまわってきます。差がどんどん広がって、数年後・数十年後に老け込んでからなげいても後の祭り。普段とは違う症状が出たら、肌が弱りはじめたサインです。いつまでもきれいな肌でいられるように、肌に優しいナチュラル系アイテムでのケアをはじめてみてはいかがでしょうか。