7月1日スタート!「レジ袋有料化」から考える地球環境問題
公開日:2020年 6月 30日
地球環境問題や海洋汚染などで度々に問題になっている「プラスチック」 日本ではその問題を解決するために7月1日からレジ袋有料化がスタートします。この問題を改めて考えるチャンスなので深掘りしてみましょう。
ページコンテンツ(目次)
「プラスチック」が原因の環境問題
海洋プラスチックごみ問題は私たちが使うプラスチックにより海洋汚染や生態系への影響が問題視されています。レジ袋やストロー、ペッドボトルなど様々なものへの加工しやすさから大量生産、大量消費されているプラスチック。その多くは使い捨てでポイ捨てや不法投棄も多いのです。
それらのゴミが川や海へと流れていて、海洋生物などがそのゴミを餌とともに食べてしまているのです。海洋生物はそのプラスチックゴミを体外へ排出できずに体内に蓄積されてしまうと最悪の場合死んでしまうこともあります。
沖へ打ち上げられた海洋生物の胃腸から大量のプラスチックゴミが出てきた例も多くあります。
また、海洋で漂流しているプラスチックゴミの中には極小のマイクロプラスチックというものもあります。それらマイクロチッププラスチックゴミは多くの海洋生物が体内に取り込んでしまっており、分解されずに体内に蓄積されたままの海洋生物を私たち人間が口にしている可能性もあるのです。
私たちの生活に直接影響を与えるプラスチックゴミ問題は今大きな問題として取り上げられてきました。
7月1日からスタートする「レジ袋有料化」
プラスチックゴミはこれまでも問題として取り上げられてきて、企業によってはゴミ袋を有料化したり、マイバックの推奨やマイバック割引などを始めました。
7月1日からは「レジ袋有料化」が全ての事業者が対象となり、義務化されます。無料配布は禁止となり、袋の料金を払うかマイバック持参するかが必要となってきます。
レジ袋有料化の対象外もある
基本的にレジ袋有料化は義務づけられていますが、レジ袋でも対象外になるものもあります。
繰り返し使えたり、再生可能、生物由来のものは基本的に無料でお客様に渡しても良いとされています。
おすすめエコバック
ゴミ袋有料化を機にお気に入りのエコバックを見つけてみるのも良いでしょう。サイズや素材も様々あるエコバックは用途によって使い分けても○。
素材で選ぶ
形で選ぶ
手軽に持ち歩けるエコバックからブランドものまで様々なエコバックがあるので、お気に入りを見つけて環境問題の解消の第一歩を踏み出しましょう。
マイバッグ持参以外にもできるプラスチックフリー生活
プラスチックゴミ問題解決には、実は色々な手段があることをご存知でしょうか。
例えば、毎日の洗濯や食器洗いの際も、ポリエステル製の洋服やスポンジ等から
細かなポリエステルやポリエチレンのかけら(=マイクロプラスチック)が流れてしまっています。
これらが海に流れてしまうと、小さな魚がこれを食べてしまい、やがて私たちの食卓にまで
回ってきてしまうという深刻な問題が今問題になっています。
それらを解決するプラスチックフリーな天然素材の商品をご紹介します。
天衣無縫 スーピマレジェ フェイスタオル (WH)
手触りがとってもやわらかいオーガニックコットン 100%のタオルです。洗濯してもマイクロプラスチックが出ず、人にも海にも優しい商品です。
Le chene & le Roseau ベジタブルスポンジ 3個入りパック
再生木材からつくられたセルロースを主原料としたエコロジカルな家庭用スポンジ。こちらも通常のスポンジと違い、海にマイクロプラスチックが流れる心配がありません。
また、この他にも普段当たり前に使っている身の回りの製品を
プラスチックフリーにするという事も大切です。
歯ブラシといえば、プラスチック製が当たり前ですが、今その代替素材として
注目を浴びているのが「竹」です。他の木材よりも成長が速く加工がしやすく
土にも還る「竹」素材の歯ブラシ一度試してみてははいかがでしょうか。
HYDROPHIL サスティナブル トゥースブラシ ライトブルー ミディアム
モウソウチクと呼ばれる竹で作られたサスティナブルな歯ブラシ。
改めて考える環境問題
レジ袋が有料化になるにあたって、プラスチックゴミが私たちに直面する環境問題や海洋汚染を改めて考えさせられる良い機会ですね。
オーガニックや自然由来のプロダクトが好きな皆様にとっても、これからの地球や未来のためにもう一度環境問題を考えてみるきっかけになればと思います。