新月・満月を“整えの儀式”に:香り・入浴・ノートでつくる月のリズム習慣

ふと空を見上げたとき、まんまるの月が出ていると、なんだかふと、気持ちをリセットしたくなることはありませんか。
気づけば「あれ、もう1ヶ月経ってしまったのか…?」と、時間の流れの速さにびっくりしている人は、きっと多いはず。忙しい毎日の中で、自分のペースを取り戻すタイミングって、意識しないとつくりにくいですよね。

月の満ち欠けには、「開運」や「願いが叶う」といった、はっきりした科学的根拠があるわけではありません。
それでも、約1ヶ月というリズムで、姿かたちを変えながら現れては消えていく月は、慌ただしい日々の中に「そろそろ一息つこうか」と合図をくれる存在でもあります。

今回は、新月と満月を目印にしながら、香り・入浴・ノートをつかった “整えの儀式” を、できるだけゆるく、負担にならない形で続けるアイデアをご紹介します。

新月・満月を「整えのタイミング」にするという考え方

なぜ月のサイクルが気持ちのリセットに向いているのか

新月から満月、そしてまた次の新月へ。月はおよそ29.5日というサイクルで、形を変えながら進んでいきます。
ただそれだけのことなのに、「そろそろ1ヶ月が経つんだな」「このあたりで一度立ち止まってもいいかも」と、自分の時間の流れを意識するきっかけになります。

カレンダー上の「月初」「月末」よりも、少しゆるやかで、感覚的な時間の区切りとしての新月・満月。
そこに、ちょっとしたセルフケアを重ねると、日々の暮らしのリズムが、すこし整いやすくなります。

がんばりすぎない“ゆるい”月の活用法

ここでおすすめしたいのは、特別な道具を揃えたり、毎回完璧にやり切るような「儀式」ではありません。

・いつものスキンケアを、少しだけ丁寧にする
・お風呂につかる日を、新月・満月どちらかに決めてみる
・ノートを3行だけ書いてみる

そんな「ゆるく続けられること」を、月に2回だけ意識してみる。
それくらいの軽さで、月を自分のペースメーカーとして使ってみるのが心地いいと思います。

完璧に続ける前提ではなく、「できる月もあれば、できない月もあるよね」くらいの温度でいきましょう。

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新月の過ごし方:静かに「ととのえる」方向を決める

新月は「はじまり」と「種まき」のタイミング

空を見上げても、月の姿がほとんど見えない新月。
“何もない” からこそ、ここからまた満ちていくスタートのタイミングでもあります。

大きな目標でなくてかまいません。
「今月は、少し早く寝たい」「仕事のあと一息つく時間をつくりたい」
そんな小さな“種まき”を、新月の夜にそっと決めてみるイメージです。

新月ノートの時間:自分に問いかける3つの質問

新月には、短くてもいいので、ノートを1ページだけ開いてみましょう。
おすすめの問いかけは、こんな3つです。

1. この1ヶ月を、どんな気分で過ごしたい?
──「落ち着いて」「軽やかに」「丁寧に」など、ひとことで書いてみる

2. 手放したいことを3つ
──いらない心配ごとや、先延ばしにしていることなど

3. 増やしたいことを3つ
──深呼吸の回数、家族との会話、湯船につかる日数…なんでもOK

きれいに書こうとしなくて大丈夫です。
箇条書きで、思いついた言葉をそのまま置いていくくらいが、かえって続きます。

香りと照明で「切り替えのスイッチ」をつくる

新月の夜は、部屋の明かりを少し落として、柔らかな灯りと、お気に入りの香りを用意してみましょう。

・天井の灯りを消して、スタンドライトや間接照明だけにする
・ディフューザーやルームスプレーで「深呼吸したくなる香り」をひと吹き

新しい一歩を静かに踏み出すときには、シトラスやハーブなど、気分をフラットにしてくれる香りもよく合います。
「これがあると、気持ちを切り替えやすい」そんな香りをひとつ見つけておくと、新月の時間がぐっと自分ごとになります。


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満月の過ごし方:1ヶ月を「振り返り、ゆるめる」夜に

満月は「満ちたものを眺める」タイミング

満月は、これまで積み重ねてきたものが“いったん満ちた”ようなイメージのタイミング。
ここで大切にしたいのは、「できた・できなかった」をジャッジすることではなく、この1ヶ月の自分の歩みを、ただ静かに“観察”することです。

・思っていたよりがんばっていたこと
・なんとなく後回しにしてしまったこと
・うれしかった瞬間や、心がほどけた出来事

どれも含めて、「こんな1ヶ月だったんだな」と眺めてみる。
それだけでも、次のサイクルに向けて気持ちが少し軽くなります。

1ヶ月の自分をねぎらうバスタイム

満月の夜は、できれば湯船につかる日にしてみましょう。

・いつもより1〜2℃だけお湯をぬるめにして、少し長く浸かる
・好きな香りのバスソルトやバスオイルを入れてみる
・お風呂上がりの保湿も、いつもより丁寧にしてみる

お湯に浸かりながら、「今月もよくがんばったね」と、自分に声をかけるような気持ちで過ごしてみると、体だけでなく気持ちまで、じんわりほぐれていきます。
時間に追われがちな1ヶ月を過ごしてきたからこそ、せめて満月の夜くらいは、ゆっくりめのスピードで自分に向き合ってあげたいところです。

満月ノートの問いかけ例

お風呂のあと、体が温かいうちに、ノートをもう一度開いてみましょう。
満月の夜の問いかけは、こんな感じがおすすめです。

この1ヶ月で「うれしかったこと」は?
ホッとした瞬間、安心した出来事は?
少しがんばりすぎていたな、と感じるところは?
次の新月までに、自分にもっとやさしくしたいことは?

全部書こうとしなくても、いちばん心にひっかかったものだけ書き出してみれば十分です。
「書いた分だけ、頭の中が軽くなる」くらいのイメージで。

月のリズムを支える3つの“整えの儀式”

ここからは、新月・満月どちらの日にも取り入れやすい、3つのシンプルな「整えの儀式」をご紹介します。

① 香りの儀式 ─ 呼吸を深くするためのアロマ

香りは、一瞬で気分を切り替えてくれる、こころ強い相棒です。

・ディフューザーで部屋全体にひろげる
・就寝前にピロー&リネンスプレーとして使う
・ロールオンタイプなら、手首や首筋に少しだけ

新月には、気持ちをフラットに整えてくれる柑橘やハーブ系の香り。
満月には、がんばりをゆるめてくれるラベンダーやフローラル、ウッド系の香りなど、そのときのテーマに合わせて選んでみるのも楽しい時間です。

「今日はどの香りにしようかな」と迷う時間も、すでに“整えの儀式”の一部かもしれません。

② 入浴の儀式 ─ 一日の終わりをリセットするお風呂時間

湯船につかる時間は、手軽にできるリトリートのようなもの。

・バスソルトやバスオイルで、香りとあたたかさをプラス
・やさしい洗浄力のボディソープで、肌をいたわりながら洗う
・入浴後は、ボディオイルやミルクで保湿してあげる

もしどうしても時間がとれない日は、足湯だけ・シャワー+香りのミストだけ、でも十分です。
「今日はここまでできたら合格」という自分なりのラインを低めに設定しておくと、続けやすくなります。

③ ノートの儀式 ─ 頭の中を一度「紙の上」に出してしまう

頭の中でぐるぐる考えていることも、紙に書き出してみると、ただの「情報」に変わって、少し距離を置いて眺められるようになります。

・1ページ埋めなくてもいい
・箇条書き、単語だけでもいい
・続かなかった日があっても、また次の新月・満月から再開すればOK

ノートは、立派なものを買う必要はありません。
バッグに入れておいても重くないサイズで、「とりあえず開きやすい」もの。
そのくらいのラフさで選ぶと、月2回の儀式も続けやすくなります。

月の満ち欠けに寄り添った暮らし


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今日から始める「月2回の整え習慣」ミニガイド

まずは次の新月・満月の日だけチェックしてみる

最初のステップは、とてもシンプルです。

・スマホのカレンダーアプリに、新月・満月の日をメモする
・予定の名前を「🌑新月」「🌕満月」と入れておく

それだけで、「あ、そろそろだ」という小さなサインになります。
新月・満月のたびに「あ、時間たつの早いな」と感じるなら、そこで一度、自分を整えるチャンスにしてしまいましょう。

すべてやらなくていい、“ひとつだけ”選ぶスタイル

香り・入浴・ノート。3つすべてを一度にやろうとすると、少しハードルが上がってしまいます。

・香りだけ
・お風呂だけ
・ノートだけ

この中から、自分にとっていちばん続けやすそうなものを、ひとつだけ選んでみる。
余裕があるときは、そこにもうひとつ足してみる。
そんな風に、暮らしに合わせてアレンジしていくくらいがちょうどいいと思います。

月の夜のためのささやかな提案

amasiaでは、「やさしい香り」「素肌に気持ちいいテクスチャー」「夜のリセットに寄り添うこと」を大切にしながら、日々の整え時間を支えるアイテムをセレクトしています。

・深呼吸したくなる、ナチュラルな香りのアロマやルームミスト
・からだをあたため、ゆるめてくれるバスソルトやバスオイル
・入浴後の肌を包み込む、オーガニックなオイルやボディケア


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お気に入りの香りや、肌になじむ一本が手元にあるだけで、新月と満月の時間は、ぐっと“自分のためのひととき”に変わります。

月のかたちが変わるように、わたしたちの気持ちやコンディションも日々ゆらいでいきます。
その変化ごと、やさしく抱きとめるように、月2回の“小さな整えの儀式”を、暮らしの中に取り入れてみませんか。
きっちり続かなくても、「あ、忘れてた」と笑えるくらいがちょうどいいのかもしれません。

月の満ち欠けと人の体調の深い繋がり

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