意味を知ると楽しくなる。改めて日本の お正月 の風習を見直してみる

お正月 は新年を迎える最も重要な祝祭の一つですが、その背後にある意味や由来については知らないことも多いのではないでしょうか?「なぜ お正月 はおめでたいのか?」「松の内とは?」といった疑問に答えながら、伝統的な お正月 の風習を再発見し、日本の文化を大切にする気持ちを育むためのガイドとなる情報をお届けします。おせち料理の意味や初詣の作法などを学び、家族や友人とともにより深く お正月 を楽しみましょう。

お正月 の意味とは?

お正月 は新しい年を迎えるための祝日であり、日本では特に重要な行事の一つです。しかし、ひと口にお正月と言っても実ははどのような意味が込められているのでしょうか。 お正月 には以下のような期間があります。

お正月

年の始まりを祝う特別な期間で、新年の到来を家族や友人とともに祝い、幸運と繁栄を祈ります。

元旦

1月1日の朝、年の最初の日の出を見て、新しい年の始まりを祝います。

元日

1月1日そのもので、年初の祝いが行われる日です。

三が日

お正月 の最初の三日間(1月1日〜3日)は、多くの企業や学校が休業となり、家族と過ごす時間が大切にされます。
この期間中には、以下のことを避ける風習があります

掃除をする
家を掃除すると、新年の幸運を掃き出してしまうと言われています。

料理をする
包丁や火を使うことは避け、事前に用意されたおせち料理を食べます。

刃物を使う
刃物を使うことで縁が切れるとされ、使用を控えます。

けんかをする
新年からけんかをすると、一年中トラブルが続くと信じられています。

散財する
無駄遣いを控え、節約を心がけます。

松の内

門松や松飾りを飾っておく期間のこと。地域によりますが、概ね1月1日~1月7日をさします。

小正月

旧暦の1月15日でその年の最初の満月の日をさします。現在では、新暦の1月15日を祝うことが多くなり、地域によっては14~16日の3日間や、元日~15日の15日間をさしところもあります。

お正月 の祝い方と行事

お正月には、日本の伝統的な行事がたくさん行われます。これらの行事を通じて、新しい一年の始まりをお祝いしましょう。

お正月のイメージ画像

一年の幸運を祈る「初詣」

初詣とは、新年の最初に神社やお寺にお参りして、一年の無事と平安を祈る行事です。初詣の習慣は平安時代にまで遡ります。当時は「年籠り」として年越しを神社で過ごすことが行われていました。現在の初詣の形が定着したのは江戸時代で、多くの人々が新年を迎えるために神社やお寺を訪れるようになりました。

神社とお寺の違い
・神社
神道の施設で、日本古来の神々を祀る場所です。鳥居があるのが特徴です。

・お寺
仏教の施設で、仏教の教えを学び、修行する場所です。仏像やお墓があるのが特徴です。

お参りの作法と心構え
初詣では、心を込めて感謝の気持ちと新年の願いを伝えることが大切です。まずは手を清めてから、神前や本堂で手を合わせて頭を下げ、静かに祈ります。新しい一年が素晴らしいものであるように願いましょう。

縁起を担ぐごちそう「おせち料理」

おせち料理は、新年を迎えるために欠かせない、伝統的で縁起の良い料理です。それぞれの料理には、家族の絆を深め、一年の繁栄を願う意味と願いが込められています。おせち料理の起源は平安時代に遡ります。当時、五節供の一つとして祝い料理を供えたことから始まりました。おせちは家族が集まり、絆を深めるための料理でもあります。また、お正月に火を使わないようにするため、事前に準備されることも多いです。

【各料理の象徴する願いをご紹介】
・田作り
その昔イワシを田んぼの肥料にしたところ豊作になったことから、五穀豊穣の象徴とされています。別名を「ごまめ」
とも言います。

・黒豆
まめまめしく、健康で元気に過ごせるよう願います。

・数の子
子孫繁栄を願って、たくさんの卵が詰まった数の子を食べます。

・栗きんとん
金運を呼び込むために、甘くて美味しい栗きんとんをいただきます。

・昆布巻き
喜びを象徴する料理で、縁起の良い「喜ぶ」と掛けています。

・海老
曲がった背中が長寿を象徴し、長寿への願いがこめられています。

・ぶり
出世魚として知られ、出世を願う意味があります。

・紅白なます
紅白の色が平和と喜びを表し、平和を願います。

・レンコン
穴がたくさん開いていることで、将来の見通しが良くなるようにと願います。

・里芋
種芋にたくさんの小芋がつくため、子孫繁栄や子だくさんを象徴とされ子宝に恵まれるように、という願いがこめられています

子どもたちへの祝福「お年玉」

お年玉は、新年に子どもたちに贈られる特別なお祝いのお金です。この風習は、お正月の楽しみの一つであり、子どもたちにとっては一年で最も期待されるイベントの一つです。お年玉の起源は古く、もともとは年神様への供え物としての餅でした。これが時代とともに変わり、現在では子どもたちへのお金が主流となっています。お年玉袋に入れて手渡されるこのお祝いは、子どもたちにとって特別な楽しみ。現代では、お年玉の金額や渡し方も多様化しており、デジタルなお年玉として電子マネーが使われることも増えてきました。

幸運を占う「初夢」

初夢とは、新年最初の夜に見る夢のことです。古くから縁起の良い夢が幸運を招くと信じられており、初夢には特別な意味が込められています。

初夢を見るタイミング
一般的には、1月1日の夜に見る夢が初夢とされていますが、地方によっては2日の夜や3日の夜に見る夢を初夢とすることもあります。

縁起の良い夢
「一富士二鷹三茄子」という表現をご存じでしょうか?これは縁起の良い夢として知られており、それぞれが富士山の高さ、鷹の力強さ、茄子の実りを象徴しています。この順番で見る夢は特に縁起が良いとされ、幸運をもたらすと信じられています。

新年の決意を文字に込める「書き初め」

書き初めは、新年の決意や抱負を筆で書く、日本の伝統的な行事です。新しい年の始まりに、自分の目標や希望を文字に込めることで、その実現を祈ります。書き初めの起源は平安時代に遡ります。当時、新年に初めて筆を使って書くことで、その年の成長や成功を祈りました。この伝統は今でも続いており、学校や家庭で新年の最初の筆を用いて書き初めを行う習慣があります。

書き初めの題材例とその願い
多くの人が「健康」「幸福」「成功」などの言葉を題材にします。
それぞれの言葉には、書く人の願いや決意が込められており、一年の目標を明確にするための素晴らしい方法です。
また、最近では創造性を発揮して、自分なりの言葉やフレーズを選ぶ人も増えています。

大切にしたい、伝統を受け継ぐ心

お正月 は日本の伝統や文化を深く感じることができる大切な季節です。この時期に行われる風習や行事を通じて、家族や友人との絆をより一層深め、心を新たにすることができます。新しい年の始まりに、これらの伝統を大切にする心を持ちながら過ごすことで、素晴らしい2025年のスタートを切りませんか?日本の豊かな文化や風習を受け継ぎ、尊重することで、豊かで幸せな一年を迎えることができるでしょう。

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