バスタイムを効果的に利用するためのポイント
公開日:2015年 3月 30日 最終更新日:2015年 4月 6日
バスタイムを利用して、のんびりリラックスしながら美容ケアやダイエットなどを行う方も多いと思います。しかし、美容や健康に効果があると思って行っているその方法では、十分な効果を得られていないかもしれません。
バスタイムを効果的に利用するための見直すべきポイントをご紹介します。
入浴前や入浴直後の洗顔はNG
夜の洗顔はいつ行っていますか?
帰宅後すぐや、入浴前、入浴直後などに、メイクによる肌への負担を減らそうと、メイク落としから洗顔までする方は少なくないと思います。
しかし、バスタイムの早い段階での洗顔はNGです。最初に洗顔まで行うことで肌の潤いが失われやすい状態になってしまいます。
一見お風呂は湿気が多く乾燥と無縁のようなイメージがあるかもしれませんが、肌についた水滴が肌表面の水分と共に蒸散しやすくなる、という報告もあります。
特に敏感肌や乾燥肌に悩んでいる方は、お風呂を出る間際に洗顔するようにしましょう。クレンジングで取り切れなかった油分や皮脂が、入浴中のお肌を守ってくれます。この順番を守ることで肌トラブルの予防に繋がります。
入浴で毛穴の汚れは取れない
半身浴など入浴して汗をかき老廃物を出すことで、毛穴の汚れがきれいになると思っていませんか。実は、これも間違いなのです。
毛穴の汚れが取れないのは、毛穴にある皮脂を分泌する皮脂腺と汗を分泌する汗腺が全く別物で、汗をかいても毛穴はそれほど開かないからです。汗にはアンモニアや塩分などの不要物が含まれていますが、皮脂汚れは含まれていません。
しかし、入浴による美容面のメリットはたくさんあります。ゆっくりと入浴することで体が温まり血行が促進され、冷え・腰痛・肩こり・生理痛などの改善や顔色が良くなることも。また、リラックスやストレス解消になり、質のよい睡眠に繋がる、といった美肌作りをサポートする効果があります。
入浴では脂肪燃焼の効果はない
「脂肪燃焼に繋がる」という考えから、半身浴などお風呂に長時間つかるダイエット法を行っている方もいると思います。
確かに入浴中は体が芯から温まり汗をかきますが、これは体温調節を行うための汗で、スポーツなどで脂肪燃焼した時にかく汗とは違います。
ただ単に入浴で汗をかいただけでは、脂肪燃焼の効果はあまり期待できません。脂肪燃焼させるためには、運動で筋肉を活性化して全身の基礎代謝を上げなくてはなりません。
入浴のみでダイエット効果を得ることは難しいですが、血行促進によって冷えの改善や新陳代謝を活性化することができ、食事や運動などと合わせて行うことでダイエットをサポートすることができます。
「入浴して毛穴の汚れをとる」
「お風呂に浸かって脂肪を燃焼させる」
など、入浴のみで効果が得られるというのは間違った認識ですが、入浴はお肌や体にとって様々なメリットがあります。洗顔のタイミング、入浴による効果を意識して、美容と健康のためにバスタイムを効果的に活用しましょう。