洗顔石鹸と洗顔フォーム、肌に優しいのはどっち？

公開日：2014年 8月 12日　　最終更新日：2019年 4月 10日

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あなたは洗顔石鹸や洗顔フォームをどうやって選んでいますか？　毛穴の汚れをしっかり落としたい人、さっぱり感が欲しい人、しっとり感が欲しい人、さまざまだと思います。
それでも大前提にあるのはやっぱり「肌への優しさ」ですよね。肌を清潔に保ち、肌トラブルを起こさないために行っている洗顔が、肌を傷つけたりトラブルをおこしたりする原因になってしまっては意味がありません。
この肌への優しさを考えながら、洗顔石鹸と洗顔フォームの違いを見てみましょう。

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1 洗顔フォームと洗顔石鹸はどう違う？

洗顔フォームと洗顔石鹸はどう違う？

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洗顔石鹸と洗顔フォームを比較した時の大きな違いは配合されている成分です。
洗顔フォームの最大の特徴は「合成界面活性剤」が含まれている事。合成界面活性剤は洗浄力が高く、汚れを落とすと同時に肌に必要な皮脂や、保湿成分まで洗い流してしまう恐れがあります。敏感肌や乾燥肌を招いてしまう事もありますので、しっかり保湿することが大切になります。

一方、洗顔石鹸には合成界面活性剤が含まれていません。なぜなら科学の力を用いなくても、自然由来のものを使うことで、水と油を繋げる界面活性作用を得ることが出来るからです。

そして、洗顔石鹸と一口に言っても、純石鹸、化粧石鹼、固形石鹸、薬用石鹸、液体石鹸などの種類に分けられます。今回は、肌への優しさがある洗顔石鹸ということで、純石鹸に焦点を当てて見ていきたいと思います。純石鹸は、合成物質を一切含まずに、石鹸素地が98%以上の石鹸です。残り数%は、石鹸を作る過程において除去できなかった少量の油脂を指します。
石鹸素地とは、植物性or動物性の油脂と水酸化ナトリウムor水酸化カリウムのことを指します。この石鹸素地と水から石鹸は作られています。

石鹸は石鹸素地の含有量によって、添加物の有無が変わってきます。そのため、石鹸＝無添加は必ずしも成り立つわけではありません。無添加石鹸を選ぶ場合は、純石鹸を選ぶようにしましょう。

洗顔石鹸は肌を活性化してくれる

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弱酸性のボディソープが売っていることからわかるように、肌はもともと弱酸性です。
そして洗顔石鹸は、ナトリウムやカリウムが主成分なのでアルカリ性寄りです。そう聞くと肌に悪いのでは？　と思えますが、そうではありません。実は、一時的に肌をアルカリ性にする事で、肌を活性化させる効果があります。

弱アルカリ性の洗顔石鹸で洗顔すると、顔に薄い膜がはられます。これは石鹸特有の現象で、その薄い膜はアルカリ性なので肌はなんとか酸性に戻そうとがんばります。ここで肌が出す皮脂は肌を守るための天然のクリームで、このクリームを分泌する事は元気な肌のサイクルを順調に回していくことに一役かっているのです。これが所謂石鹸で洗った後の「つっぱり」の原因です。決してつっぱるのは肌に悪い事ではないのです。

この、洗顔石鹸で起こる、「アルカリ性に傾いた肌を弱酸性に戻す」という特有の現象は、肌本来の機能を鍛えて肌を活性化させるのです。