肌本来の力を高めてトラブルのない美肌になるには
公開日:2015年 4月 6日 最終更新日:2019年 1月 30日
肌のカサつき、かゆみ、吹き出物やニキビ、くすみなど、肌に悩みを抱える方は多いです。友人や知人がすすめる化粧品を使っても「なかなかキレイにならない」と、様々な方法を試している方もいると思います。
でもその原因は、スキンケアのし過ぎによってお肌を弱めているからかもしれません。
肌が本来持つ力をいかして、美肌を手に入れる方法を紹介していきます。
本来備わっている肌の働き
化粧水で水分を与えた後、乳液やクリームで保湿成分を閉じ込めて、最後に美容液で美容成分を補う。といった手順でなんとなく毎日のスキンケアを行っていませんか。
もともと私たちの肌には、皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質(セラミド)などの働きによって、水分量が一定に保つ力が備わっています。体内から水分から補い、皮脂の分泌により水分の蒸発を防ぎ肌の潤いを保つ機能があります。
きめ細かく潤いのある肌は、皮脂でできた皮脂膜が表面を覆い、角質層には天然保湿因子で満たされた角質がきれいに並び、細胞の間はセラミドで満たされている状態なのです。
本来備わっているこれらの3つの天然保湿成分は、スキンケアをし過ぎることが原因でバリア機能の低下を引き起こし、乾燥や肌トラブルを起こしやすい状態になっている場合も。これではスキンケアをしても逆効果になってしまいます。
バリア機能を妨げる過剰なスキンケア
肌本来の力を高めるには「肌のバリア機能を妨げないこと」が重要なポイントです。
そうは言っても、どうすればよいのか分からないという方も多いと思います。まずは普段のスキンケアをチェックしてみましょう。
■クレンジングするときにマッサージを並行して行っている。
■オイルタイプやジェルタイプ、ふき取りタイプのクレンジングを使用している。
■オールインワンタイプのスキンケア用品でケアしている。
■美容液や乳液、保湿クリームなどを重ねづけしている。
これらに当てはまった方は、過剰なケアをしているかもしれません。
クレンジングは油性のメイクを落とすためのもので洗浄力が強いです。クレンジング中にマッサージをすることは、自らバリア機能を壊していることになり肌を傷めてしまいます。マッサージを行う際は、肌をきれいにした後、マッサージ用のオイルを使って行うようにしましょう。
オイルタイプ、ジェルタイプ、ふき取りタイプのクレンジングは洗浄力が強いものが多くあります。これらのクレンジングは使用頻度を控えてみてください。比較的、刺激の少ないミルクタイプがおすすめですが、メイク具合やお肌の状態に合わせて選んで使うようにしましょう。
手軽で便利なオールインワンのスキンケアは、肌の状態に合わせて変更がきかないというデメリットがあります。オールインワンタイプだけを使うのではなく、状態に合わせて化粧水、美容液やクリームなどを使い分けるようにしましょう。
さらに乾燥肌や敏感肌で肌のかゆみがある方は、保湿アイテムに乳化剤が入っていないか確認してみてください。もし乳化剤が入っていたら使用を止めることで、かゆみが治まることがあります。まずは正常な状態へと近づけましょう。
肌本来の力を取り戻す
スキンケアの見直しと同時におすすめなのがオーガニックコスメへの移行です。
植物の持つ力を利用したオーガニックコスメは、肌本来の力にアプローチすることを目的としており、弱った肌を優しく労わるものが多くあります。
オーガニックコスメは合成成分の含有量が少ないため、ケミカル成分で肌のバランスが崩れていた場合は、肌本来の力を取り戻すサポートをしてくれます。
ニキビや吹き出物が出にくくなる、乾燥、肌トラブルが減るなど、肌のバリア機能の回復により、変化を実感する方は多いようです。
人の肌は本来の力を取り戻すだけで、どんどんキレイにしていくことができます。
スキンケアが過剰になっていないか見直し、肌本来の力を引き出すサポートをしてくれるオーガニックコスメに替えて美肌を手に入れましょう。