6月30日、『 夏越の祓え (なごしのはらえ)』で穢れを清めて開運する。自宅でもできるアイディア
公開日:2024年 6月 12日 最終更新日:2024年 6月 13日
毎年6月30日は、1年の前半にたまった厄や穢れ(けがれ)を清める『 夏越の祓え (なごしのはらえ)』の日です。神社では茅の輪くぐりなどの伝統的な儀式が行われますが、なかなか神社に行けない方も多いのではないでしょうか。そんな時は自宅で簡単に穢れを清める方法があります。この記事では、 夏越の祓え の由来や自宅でできる穢れを払って開運する方法について、分かりやすくご紹介します!
ページコンテンツ(目次)
夏越の祓え とは
夏越の祓え は、6月30日に行われる日本の伝統的な行事です。この行事は、一年の前半にたまった厄や穢れを払い清め、残りの半年を健やかに過ごすことを目的としています。平安時代から続く古い風習で、日本各地の神社で行われています。
この行事の由来は、古くから伝わる和歌に見ることができます。有名な和歌としては、「六月晦日(みそか)にぞ祓ひの川にたちて 清めの水に袖をしぼりぬ」というものがあります。この和歌は、6月30日に清めの川で身を浸し、穢れを洗い流すという意味を持っているのです。
茅の輪くぐりで穢れを清める
茅の輪くぐりは、夏越の祓え において欠かせない儀式の一つです。茅の輪は茅という植物を束ねて作られた、直径1メートルほどの大きな輪のこと。この輪を手順にそってくぐることで、古代から伝わる「無病息災」の祈願が行われるのです。
茅の輪の由来は諸説ありますが、古代日本の神話の一つをご紹介しましょう。神話によれば、須佐之男命(すさのおのみこと)が旅の途中にもてなしてくれた蘇民という男に、「悪い病気にかかった時は、草を編んで作った輪を腰に巻けば、病気が治るだろう」と言い残しました。この話から、茅の輪は病気や穢れを払う力があると信じられるようになりました。この時期、全国の多くの神社で茅の輪くぐりができます。気になった方はお近くの神社を調べてみてくださいね。ちなみにamasia 由比ガ浜店の近くにある、鎌倉でも有名な神社の一つ鶴岡八幡宮で茅の輪くぐりをすることができます。
〈参考〉
鶴岡八幡宮のサイトより
https://www.hachimangu.or.jp/matsuri/index.html#tabpanel6
自宅でできる開運法
夏越の祓え を神社で行うのが理想ですが、忙しくて神社に行けない方もいるでしょう。そんな方のために、自宅で簡単にできる開運法をいくつかご紹介します。
《塩を使ってお清めする》
塩は古来から浄化の力があるとされており、自宅で簡単に使えるお清めアイテムです。玄関や部屋の四隅に少量の塩を置くことで、家全体を清めることができます。なお、塩は時間とともに効果が薄れるため、1週間に一度を目安に新しい塩と交換するようにしましょう。使い終わった塩は流水に流すか、自然に還すようにします。
準備するものー自然塩(できれば海塩)、小皿や器(陶器やガラス製のものがおすすめ)
・玄関に塩を置く
玄関は家の出入口であり、外からの穢れや邪気が入りやすい場所です。玄関に塩を置くことで、これらのネガティブなエネルギーをブロックし、家の中を浄化することができます。小皿や器に塩を一握り入れ、少し盛り上げるように置きます。盛り塩の形にすることで、より強力な浄化効果を期待することができます。
・玄関の両脇に置く
玄関の両サイド、ドアの内側に置きます。左右対称に置くことでバランスが取れ、玄関から入るネガティブなエネルギーを防ぎます。
・部屋の四隅に塩を置く
部屋全体を清めたい場合は、四隅に塩を置く方法が効果的です。四隅に塩を置くことで、部屋の隅々まで浄化のエネルギーが行き渡ります。
・その他の塩を使ったアイディア
浄化スプレー/市販の浄化スプレーを使うことで、手軽に部屋の空間を清めることができます。塩水を使った手作りのスプレーも効果的です。
塩ランプ/ヒマラヤ岩塩を使ったランプは、室内の空気を清浄化する効果があり、照明としても美しいアイテムです。部屋の浄化とインテリアの両方に役立ちます。
《お香やアロマを焚く》
お香やアロマオイルを焚くことで、自宅の空気を清め、心をリラックスさせることができます。特に、白檀や沈香などの香りは浄化作用が高く、気分を落ち着かせる効果があります。またお香やアロマを選ぶ際は、自分の好きな香りを選ぶことで、心身ともにリラックスしやすくなります。お香やアロマを焚く時間を、1日の中でリラックスできるひとときとして取り入れることで、心地よい空間を作り出すことができるでしょう。また、瞑想やヨガの前後に焚くと、精神を集中させる助けにもなります。
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世界で最も古い香料の一つとされる白檀。古来、宗教儀式には欠かせない香りとされてきました。やや甘く、上品な香りが人気。
STYLE JAPAN 小さな小さなかやり香&お香AGARWOOD(沈香)5枚入り
独特で深みがある香りは、リラックスタイムにぴったり。心を落ち着けたい時に。
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香りに馴染みがあり、使いやすい3種類のエッセンシャルオイルをセットにして。レモンやグレープフルーツの香りはリフレッシュしたい時に、ローズマリーは集中したいときに。
《清めの湯につかる》
お風呂に入る際に、少量の清めの塩を湯船に入れることで、自宅で簡単にお清めができます。入浴しながら穢れを洗い流し、心身をリフレッシュさせることができるでしょう。
準備するものー自然塩(海塩が最適です):ひとつかみ(約30~50グラム)
お湯の温度は、ぬるめ(38~40度)がリラックス効果を高めるのに適しています。バスタブにお湯をためたら塩を一握り入れます。塩が完全に溶けるように、手でかき混ぜます。塩が溶けることで、お湯が浄化の力を持つようになります。浴槽にゆっくりと体を沈め、リラックス。このとき、深呼吸を行い、心身ともにリラックスするよう心がけます。塩の浄化作用が、体内の穢れやストレスを洗い流してくれるでしょう。
入浴中は心の中で感謝の気持ちを持ちます。「今日も一日お疲れさま」「明日も良い日でありますように」など、自分自身に対する感謝や祈りの言葉を心に思い浮かべるといいでしょう。
AROME RECOLTE×SMUDGING WORLD エッセンシャルオイル バスソルト(ホワイトセージ)
ホワイトセージは、ネイティブアメリカンたちの間で自然界の構成である四大元素「風」「火」「水」「土」のエレメントの「土」に例えられ、古くから儀式や祈りの場で捧げられる神聖なハーブとして空間や人、物を浄化する時に使われきました。浄化に優れているホワイトセージから抽出した精油と、ミネラルたっぷりの天然岩塩をブレンドしたバスソルト
古くから伝わる神事を生活に取り入れてみよう
夏越の祓え は、一年の前半にたまった厄や穢れを清め、残りの半年を健やかに過ごすための大切な行事です。神社での茅の輪くぐりや、自宅でできる簡単な開運方法を取り入れて、心身ともにリフレッシュ。自分自身と向き合い、穢れを払うことで、新たなエネルギーを得て、明るい未来を迎える準備をしましょう。