『界面活性剤』ってどんな違いがあるの?
公開日:2020年 6月 20日 最終更新日:2020年 6月 21日
商品を選ぶ時の参考にしてもらいたい「界面活性剤」。
シャンプーやボディーソープ、洗剤や歯磨き粉などに使われている界面活性剤に関して解説していきましょう。
界面活性剤とは?
水と油の両方の性質を持ち、水と油の中を取り持つ物質です。シャンプーやボディーソープ、洗剤や歯磨き粉などにも必ず界面活性剤が配合されていて、それにより汚れを落とすことができます。
合成界面活性剤は石油やアルコール、動物や植物の油などから作られます。
石油からできた合成界面活性剤は安価で大量生産が可能なため多くの商品に使われています。
しかし、環境汚染や人体への影響もあるため、普段から使う商品にどんな界面活性剤が使われているのかを成分表示で確認してみましょう。
界面活性剤の分類は?
様々な合成界面活性剤がありますが、どのように選んだら良いのでしょうか?
○石油系・高級アルコール系界面活性剤
石油から作られた合成界面活性剤です。高級アルコール系界面活性剤は石油生成時にできる廃棄物から生成した石油系の一種です。
・ラウリル硫酸Na
・ラウリル硫酸アンモニウム
・ラルリル硫酸トリタノール
など
このような成分は人体への影響がある場合があります。石油系・高級アルコール系界面活性剤は汚れを落とす力が強い反面、落とし過ぎてしまう傾向にあり、皮膚を乾燥させてしまうこともあります。
大量生産が可能なため、安価で手に入る商品には使われていることが多いです。
○アミノ酸系界面活性剤
植物由来の油脂にアミノ酸を反応させて作られた界面活性剤は肌に優しい洗浄力と高い保湿力があります。シャンプーやベビーソープなどに使われていることが多いです。安全性、機能性に優れている界面活性剤です。
・ココイルグルタミン酸ナトリウム
・ココイルグリシンカリウム
・ラウロイルメチルアラニンNa
など
安全性や洗浄力は優秀ですが、コストが高い分商品の値段は割高です。しかし長い目で見ると安心・安全なものを使いたいですよね。
○天然由来の界面活性剤
植物や微生物が生成する界面活性剤もあります。生き物が作り出したものなので、生分解性にも優れているため、環境にも優しいとされています。
・サボニン
・レシチン
・ペプチド
など
生き物が作り出すため生産効率は悪く、大量生産には不向きです。安全性は高いため注目されています。オーガニック系商品に使用されていることが多いです。
身体のことを考えた界面活性剤選びを…
安価で大量生産が可能な界面活性剤は特に人体や環境への影響を及ぼすこともあります。アミノ酸系や天然由来の界面活性剤を選ぶことをおすすめします。
ORIENS’TELLA アルガン&ホホバシャンプー03 (ポンプ付き)
頭皮に優しいアミノ酸系シャンプー。天然由来のオイル配合で洗い上がりもしっとりさらさら
COMPAGNIE DE PROVENCE オリジナルリキッドソープ300mlブラックジャスミン
人と地球に優しいボディーソープ。見た目の可愛さも◎
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PiPPER STANDARD 衣類用洗剤900ml ボトル 本体(レモングラス)
パイナップルの発酵液を使ったナチュラル洗剤。アレルギー持ちでも安心して使えます。
界面活性剤のことを知って商品選びを・・
界面活性剤は汚れを落とすためには必須。毎日使うものだからこそ成分にこだわって選びたいですね。全成分表示が義務付けられている今、目で確認して商品選びをすることで身体や環境を思いやってみませんか。