髪や頭皮のダメージを進行?! 冬の静電気対策
公開日:2015年 1月 14日 最終更新日:2015年 1月 8日
冬の寒さが厳しくなってきましたね。特に空気が乾燥するこの時期は、髪の静電気に悩んでいる方も多いです。
ブラシでとかす時に髪が広がったり、衣類を脱ぐ時やマフラーを外したとき、バチバチとなり不快な思いをしたりしても、「仕方がない」と諦めていませんか?
静電気は髪のダメージを進めたり頭皮に悪影響を及ぼすこともあります。髪に静電気を起こさないためには、ヘアケアによって乾燥とダメージを改善することが大切です。その方法をご紹介しましょう。
なぜ静電気が起きるの?
髪に静電気が起こる最大の原因は乾燥。乾燥した空気は電気を通しやすく、そこに摩擦が加わることで放電され、静電気が発生します。髪の毛の太さや髪質に関わらず、髪内部の水分量が少なく乾燥した状態になることで静電気が起きやすくなります。静電気を防ぐためには、髪の乾燥とダメージをしっかりとケアすることが大切です。
冬場は大気中の湿度が35%前後と低くなる日も多くなり、室内では暖房器具を使用することでさらに湿度が低下し、髪の乾燥を加速してしまいます。髪の毛にベストな湿度は約60%。室内にいる時は、加湿器を使って約50~60%に湿度を保つようにしましょう。
通常、髪の毛の水分はキューティクルによって保持されていますが、ダメージを受けている髪はキューティクルが剥がれ落ちている状態のため、潤いを保つことが出来ません。そのためダメージがあると乾燥しやすくなります。
そして乾燥していると静電気が強まるため、さらにダメージを与えることに。また、ブラッシングなどの摩擦で、数万ボルトもの静電気を起こすことがあります。するとダメージは髪の毛にとどまらず頭皮にまで影響を与え、抜け毛やかゆみ、髪が細くなる、といったことを引き起こす可能性があります。
乾燥にはトリートメントが重要
静電気知らずの髪となるためには、トリートメントで髪をケアすることが欠かせません。
トリートメントには、洗い流すタイプと洗い流さないタイプの2種類があります。
洗い流すトリートメントの場合は、シャンプーの後、髪のキューティクルに沿うように、髪の根元から毛先にむかって優しくもみ込みましょう。より浸透効果を高めたい場合は、トリートメントを髪全体になじませてから、蒸しタオルで約5分くるんで温めてください。蒸しタオルのスチーム効果で髪内部まで浸透させることができます。
洗い流さないトリートメントは、洗い流すタイプと同様に、お風呂上がりの濡れた髪にキューティクルに沿うよう、髪の根元から毛先にむかって優しくもみ込みましょう。アイロンやドライヤーをかける前に使うことで、熱によるパサつきやダメージの進行を防ぎ、髪の表面を守りながら保湿してくれます。
洗い流さないトリートメントは濡れた髪にだけでなく、朝のブローする時、パサつきを感じた時、特にダメージが気になる部分に重ね付けするなど、手軽にケアすることができます。
どちらも髪のダメージに有効ですが、乾燥・静電気対策には洗い流さないトリートメントがおすすめです。パサついて広がる髪をしっとりまとまりやすく髪にし静電気から守ります。
ヘアオイルで髪に栄養を
「オイルはベタつきそう…」というイメージをお持ちの方もいると思いますが、ヘアオイルは浸透しやすく、髪に栄養を与えてパサつきを抑えてくれて、表面に自然な髪のツヤ感を得ることができるのでおすすめです。
さらに髪に良い成分を含んでいるオーガニックオイルを使った洗い流さないトリートメントを選んでみてください。良質なオイルは栄養も豊富でより健康的な美しい髪へ導いてくれます。
ビタミンEやオレイン酸といった髪の美容に役立つ成分が含まれているアルガンオイルや、人間の脂質に近い成分が含まれるホホバオイルは、肌馴染みが良く髪にツヤを与えある働きがあります。
バチバチと静電気のサインが出たら、ヘアオイルなどの洗い流さないトリートメントで髪に潤いや美容成分を与え、静電気や乾燥からくるダメージを防いで、冬でもツヤのある健康的な髪を手に入れましょう。