衣食住で見るエコライフ
公開日:2019年 2月 6日
「エコライフ」聞いたことはあるけど、興味はあるけど、知りたいけど…という方は多くいます。あなたの暮らしや世界の人々の暮らしを豊かにしてくれる「エコライフ」とは一体何なのでしょうか?人それぞれエコなライフスタイルを取り入れていけばよいのだと思いますが、今回は衣食住に分けて、普段から簡単に取り入れられる「エコライフ」をご紹介しましょう。
「エコライフ」とは?
生活する上で便利なことが増え続けているいま、その便利さが裏目に出て自然環境や地球温暖化などの環境問題を作り出しています。
子供や孫、その後の子孫のためにも「持続可能な社会」を残していくためには、便利な今だからこそ考えていかなければ、将来ひとが住める地球であり続けられるか保証はできません。こうした環境と声が次第に大きくなった今、国連では、持続可能な社会へと転換するための国際的な目標として、”持続可能な開発目標(SDGs)” を定めています。このSDGsは自治体や企業の広報、メディアなどでも目にする機会が増えてきました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
- “持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます”
国連が定めた目標もありますが、まずは身近なことやささやかな一人一人の行動、「エコライフ」は今後の世界を変えていく第一歩です。あなたも今日からできる「エコライフ」を取り入れていきませんか。
「衣」で見るエコライフ
地球温暖化が進み、世界でも異変が起きているのはご存知でしょうか?
四季を感じる日本でも、年々「異常気象」という言葉が飛び交っています。これをくい止めるには一人一人の意識が重要です。
夏は「クールビズ」を取り入れ、冷房の温度設定を28度に設定したり、緑のカーテンを作るなどナチュラルな環境づくりができます。また、昔の日本人の生活に取り入れられていた「打ち水」をして涼しく過ごすことで、地球温暖化防止にも役立つでしょう。
冬は「ウォームビズ」を取り入れ、暖房の設定温度は20度に設定したり、多めに着る、ひざかけを活用することで、暖房などを使うエネルギーの負担を少なくしたり、電化製品に頼らない寒さ対策をすることで、環境問題を考えた「エコライフ」を送れます。
また、大量生産、大量消費のファッション思考になっている現代ですが、不要になった洋服はリサイクルしたり、古着として再生するなどしていくことで積極的にリユースすることでエコにつながるでしょう。ご自身の洋服も燃えるゴミに出すのではなく、メルカリ、ヤフオク、フリーマーケットの出店や古着の買取(自治体によっては古着の回収の日を定めているところもあります)などを利用して要らない洋服をリサイクルに回してみましょう。
「食」で見るエコライフ
生きるために絶対的に必要な「食」。 今問題になっている「食品ロス」ですが、日本でも1日に1人当たり1個おにぎりを捨てているのと同じ量の食品が破棄されています。
ご家庭では食べきれる量を作り、食材を使い切ることが大切です。一人一人の心がけにより、食べ物の廃棄量を減らすことで環境面だけでなく、家計にもメリットがあります。2月の節分の際にも話題になりますが、恵方巻の大量廃棄なども必要以上生産するか企業は改めて考える必要もあるのではないでしょうか。
また、野菜などの食材は「地産地消」を意識することも大事です。地産地消とは地元で生産されたものを地元で消費するという意味です。自分の住んでいる地域で採れたものを積極的に食事に取り入れることで、輸送コストカットや輸送にかかるエネルギーを減らすことにも実は役立ちます。
輸送が短ければその分、エネルギー消費や地球環境への影響を少しでも解決でき、エコライフにつながるのです。
「住」で考えるエコライフ
生活が便利になるにしたがて、家庭でのエネルギー消費量が増え続けています。特に家電製品は多くのエネルギーを消費し、大きな環境問題になっています。省エネ家電思考が高まり、環境に配慮した家電製品も多く出てきているので、そういったものに買い替えたり、必要ないときは主電源を切ることはエコライフにつなげましょう。
新機種の電化製品は消費電力を抑えたり、少ないエネルギーで省エネ効果もあります。古い電化製品を買い換えることで、電気使用料、エネルギー消費量を抑えることで、エコにつながります。
暮らしの中で、様々な移動手段を使いますが、あなたの主要移動手段は何ですか?
自家用車はCO2の排出量が多い乗り物ですので、運転する際はできるだけエコドライブを心がけましょう。スピードを一定にする、アイドリングストップ、低排出ガス車やハイブリッドカーを選ぶなど、環境に配慮したドライブや移動を心がけましょう。
また、できるだけ徒歩や自転車、公共交通機関を使うことは地球環境を考える一つのエコライフです。
今日から始める「エコライフ」
エコライフは今すぐにでも始められる簡単なことです。一人一人の意識改革が地球環境問題解決になったり、持続可能な社会を作り上げていけるのです。
他にも様々なエコライフへの道はありますが、今できることから始めましょう。
エコライフをおくることで、未来の地球の暮らしが変わります。世界中の人、一人一人の意識を変えるための世界の開発目標を実現させるためのSDGsの動画を見ることであなたもエコ意識を高めていきませんか?