日焼けした肌、そのままで平気?夏の紫外線ダメージは早めの対策が必須!
公開日:2021年 9月 22日
夏に受けた紫外線ダメージを放っておくのは禁物!日焼けしてしまうだけでなく、肌のターンオーバーが乱れたり、シミしわ、たるみなどを引き起こしています。
秋冬も肌をベストな状態に保てるよう、今すぐ紫外線ダメージケアを始めましょう!
ページコンテンツ(目次)
夏の紫外線ダメージとは?
5月〜8月が紫外線量のピーク時期。この時期の紫外線はとても強力で、対策しないと肌や髪の毛が焼け、ダメージとして蓄積します。
紫外線量が年々増加傾向にある理由として、地球の周りを取り巻くオゾン層が減少傾向にあることはみなさんご存知ですよね。オゾン層は太陽からの紫外線を吸収し、地球上の生態系を保護する役割がありますが、人間が使うフロンガスにより、このオゾン層は破壊されています。
その結果、年々地表に注がれる紫外線量が増えてしまっているのが現実です。このまま紫外線量が増え続ければ、日焼けだけではなく、生き物の生育に変化を引き起こしたり、天然素材の劣化スピードが早まったりと、地球上の多くの動植物に大変危険な影響を与えます。
フロンガス削減のためにできることとしては、ノンフロン製品を選ぶ、家電の買い替え時には正しい方法に乗っ取って廃棄・収集する(フロンの回収)ことが挙げられます。
また、紫外線ダメージを防ぐために「日焼け止めを塗る」「長袖長ズボンの着用」「帽子・日傘・サングラスの使用」を心がけるようにしましょう。
紫外線による身体へのダメージ
紫外線は私たちの身体に対して、皮膚や眼に対しすぐ影響が現れる「急性障害」と、長年当たり続けることで現れる「慢性障害」があります。
「急性障害」はみなさんご存知の「日焼け」です。日焼けとは、紫外線により皮膚がヤケド状態になることを指します。肌が赤くなりヒリヒリする場合が多いですが、酷くなると水膨れを起こしたり、ただれたり、ヘルペスを発症させる場合も。
日焼けの防護機能として「メラニン」という色素があり、正常に働くことでいわゆる「小麦肌」になります。これは肌を火傷から守る正常な反応です。しかし、長年紫外線を浴び続けることでメラニン色素が必要以上に分泌されると、ターンオーバー(肌の新陳代謝)が正常に働かなくなります。メラニン色素が沈着してしまうと、しみやシワ、たるみ、ホクロとなってしまうのです。
紫外線は目にも影響を与えます。紫外線角膜炎や翼状片、白内障などを引き起こすことも。ひどくなれば手術を行わなければならないこともあります。
日焼けだけじゃなく、シミ・シワの原因に
紫外線には特徴的なものとしてUV-AとUV-Bの2種類があります。UV-Bは特に皮膚への作用が強いです。皮膚は3つの層で、表面から表皮・真皮・皮下組織に分かれています。UV-Bは表皮にダメージを与える紫外線で、日焼けだけでなく色素沈着や炎症反応を起こし、さらに放っておくとシミやそばかすの原因にもなります。
UV-Aは真皮まで到達します。真皮には肌の弾力や柔らかさに関わるコラーゲンやエラスチンにダメージを与え、組織が変性することでシワやたるみの原因にもなります。
海外では皮膚ガンなどの報告も
「慢性障害」の1つで、長年の紫外線照射により悪性の腫瘍ができる「皮膚ガン」の報告もあります。皮膚ガンは長年蓄積された肌ダメージによることが多いため、特に高齢時に発生しやすいと言われています。将来のためにも、早いタイミングから紫外線対策を行うのが大切ですね。
秋になる前に!早めの対策が紫外線ダメージの鍵
紫外線ダメージは事前の予防が大切ですが、それと同じくらい夏に受けてしまった紫外線ダメージを初秋にしっかりケアしておくことも大切です。
冬に近づくにつれ、肌は乾燥に悩まされますが、夏に蓄積したダメージを放っておいてしまうと、冬時期に更に肌が乾燥してしまったり、美容液などをうまく浸透させることができなかったり、肌表面が凸凹になってしまうことが。
そうならないために、今のうちから肌に必要な水分や油分、栄養補給をしっかりすることが大切です。
肌のバリア機能が低下すると、ゆらぎ肌に
紫外線ダメージにより肌のターンオーバーが乱れ、バリア機能も低下しています。バリア機能が低下して肌が一時的に敏感になってしまう「ゆらぎ肌」になることで、少しの刺激でヒリヒリしたり、炎症を起こすこともあります。この時期、マスクや洋服、髪の毛などで肌が痒くなったり、カサついたりすることはありませんか?
ターンオーバーを正常に戻すには日々の肌ケアと内側からのケアが大切。ビタミンやタンパク質など栄養バランスを考えた食事を取ることを心がけたり、睡眠や休息を十分取ることは肌ケアにつながります。
夏のダメージ対策で大切なことは?
一番大切なのは「保湿」。まずは紫外線ダメージにより失われた水分をたっぷりと補給してあげましょう。保湿により皮膚内部の潤いを満たし、ターンオーバーを正常に戻してあげることでシミ、たるみを防ぐことができます。 また、肌の弾力にもつながり、しわや乾燥を防ぎ、しっとり肌を取り戻すことができます。1日外出した日はパックやマスクなどで集中ケアも良いですね。
たっぷりの水分で保湿したあとは吸収した水分を逃さないために、保湿クリームやジェル、美容オイルなどでしっかりとお肌に蓋をするのも忘れずに!蓋をしてあげないと蒸発により吸収した水分と一緒に元から備わる水分・油分も抜けてしまい、余計肌が乾燥する原因になってしまいます。
さらっとしたテクスチャが好きな方はローションや保湿クリームで。しっかりめが好きな方は美容オイルがオススメです。ローションタイプとオイルは混ぜたり併用することができるので、朝晩やその日の肌の調子に合わせてスキンケアを変えることができて便利です。
意外と見落としがちなのは首や腕のケア。首や手は皮膚が薄く、また皮が伸縮する頻度が高いためシワになりやすく、年齢が出やすい部位ですよね。スキンケアのついでに首やデコルテまでクリームを伸ばしたり、ボディオイルなどで腕や足もしっかりケアをしましょう。
夏のダメージケアに今すぐ使いたいアイテム
アルファピニ 28 コンセントレートクリーム 45G
角質層の中の細胞間脂質を埋めて水分保持力を高めてくれるクリーム。肌の内側からもっちりとし、ベトつかないのでメイク前でも使えます。成分もオーガニック農法で作られた植物を使用していて、丁寧に収穫されたもので安心して使えます。
LAVERA ジェントル フェイスローション
オーガニックマロウやオーガニックアーモンドオイルなどの保湿成分を配合のローションです。お肌をしっとりやわらかく整えてくれるので、朝晩の洗顔後などに肌になじませることで、乾燥対策が叶います。
ROSE DE MARRAKECH ネロリバーム
ビタミンE(美容ビタミン)が豊富なアルガンオイルたっぷりのバーム。肌の潤いとハリツヤを与えてくれて乾燥やたるみを防いでくれます。秋冬の乾燥しやすい季節にぴったり。
特に首元やデコルテも乾燥しがちな部分なので、合わせて対策を!
YAECO オーガニックカカオバターソープ 〈化粧石鹸〉70G
しっかりと保湿するためには、洗顔も大切。保湿効果も兼ねた洗顔石鹸がオススメです。
こちらはカカオを使用した石けんで、肌老化予防に良いカカオポリフェノールがたっぷり含まれます。
保湿成分として配合したカカオバター、オリーブオイル、アボカドオイルなどの植物成分がお肌を保湿しながらなめらかに洗いあげます。洗顔後のしっとり感は別格!
ROSE DE MARRAKECH クレイパック〈フェイシャルパック〉
毛穴の汚れや古い角質を取り除き、滑らかな肌へと整えてくれるクレイパック。美容オイルたっぷりでパック後の潤いもキープできます。ターンオーバーが乱れている肌に使うことで正常化し、透明感のある肌へと導いてくれます。
夏の紫外線ダメージは早めの対処で解消!
夏に受けた紫外線ダメージによる乾燥・シミを徐々に実感されている方も多いでしょう。放っておけばこれからの時期の肌トラブルにつながりやすくなります。今からしっかりケアして冬に向けた肌ベースを作りましょう。