【2024年】 日焼け止め が肌荒れの原因になる?SPF・PA数値の数値と肌の負担の関係

日焼け止め  でよく見かける表示である「SPF」と「PA」。今では一般的な名称ですよね。SPFやPA値が高い方が 日焼け止め の効果が高そうだけれど、その分肌に大きな負担がかかるのでは? こんな疑問を抱いたことのある人も多いのではないでしょうか。

日焼け止め

正しい知識で適切な商品を選ぶことがとても重要な 日焼け止め。
今回はその中でも「SPF」・「PA」、日焼け止め の成分である「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」、そして 日焼け止め の正しい選び方について紹介していきたいと思います。

「SPF」と「PA」とは?

SPF

「SPF」数値は肌に炎症を起こし、日焼けの他、シミやそばかすの原因につながる「UV-B」を防ぐ指標のこと。SPF値が高いほど「UV-B」を防ぐ効果が高いため日焼けを防ぐには高い数値の商品を選ぶ必要があります。2〜50、さらに50以上の場合は「50+」と表示され、数値が大きいほどその防止力が高まります。

PA

「PA」数値は長時間かけて肌の弾力を失わせる「UV-A」という紫外線を防ぐ指標のこと。効果の度合いが4段階に区分され、「+」の数が多いほど「UV-A」防止効果が高くなります。「UV-A」は紫外線の95%を占め、冬や屋内の窓際などでも届いてしまうため、別名「生活紫外線」とも呼ばれます。
UVAとUVBとは

肌への負担は、「SPF」・「PA」数値ではなく紫外線吸収剤で決まる

「SPF」・「PA」数値は日焼け止めの効果を表す指標であることがわかりましたが、肌への負担は日焼け止めの成分で決まります。日焼け止めに使用される成分には大きく分けて2つあります。紫外線吸収剤と紫外線散乱剤です。

紫外線吸収剤

・紫外線吸収剤とは?

紫外線吸収剤とは、スポンジのように紫外線を吸収して化学反応を起こし、熱や赤外線に変えることで紫外線が皮膚に浸透(=日焼け)することを防ぐ成分です。日本で販売されている多くの日焼け止めに使用されているのはこちらのタイプです。使用感が良く肌馴染みがいいのが特徴です。

・問題視される「紫外線吸収剤」

紫外線吸収剤は、その効果が高いことから、ほとんどの日焼け止めで幅広く使われています。しかし、紫外線吸収剤に使用される添加物が肌荒れを引き起こすことが近年判明したことで問題視されています。また紫外線吸収剤に使われる成分が海の環境破壊を引き起こすことも問題となっています。
紫外線吸収剤は紫外線を肌に吸収させ、熱エネルギーに変えて外部に放出することから肌内部で化学反応が起こっているため、紫外線を吸収する際に肌に痛みがあったり、赤みや湿疹、最悪の場合にはアレルギーをも引き起こしてしまうことも。

・「紫外線吸収剤」が環境に与える影響

紫外線吸収剤の合成成分の中には、海中の珊瑚を白化させて、死滅させてしまったり、海洋生物の遺伝子損傷の原因になっている成分が含まれていることが疑われています。
紫外線吸収剤に使用される「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」「ケイヒ酸」は2008年Roberto Danovaro教授がサンゴの白化(死滅)の原因となっていると研究結果を発表しました。
また、「オキシベンゾン」「ベンゾフェノン」は2015年10月に環境毒物学専門誌「Archives of Environmental Contamination and Toxicology」にてほんの低濃度でもサンゴのDNAにダメージを与え環境ホルモンの影響もあると発表しています。
2001年にはスイスでも環境ホルモンへの影響があると研究結果を発表し、これらの成分により白内障や皮膚がんとなる可能性もあるとのことが分かり、問題が深刻化しました。

こうして、紫外線吸収剤に使用される成分を含む日焼け止めクリームは海外では使用・販売禁止の動きがでており、2018年にはハワイ州で有害性が指摘される物質を含む日焼け止めの販売を禁ずる法案が成立。また、パラオやフロリダのキーウェストなども同様に使用禁止とされています。
紫外線吸収剤が環境に及ぼす影響

紫外線散乱剤

・紫外線散乱剤とは?

紫外線散乱剤は、紫外線を皮膚表面で反射させることで日焼けを防ぐことができる成分です。肌にバリアの膜を作るようなイメージです。肌への負担を軽減することができますが、原料に白粉を使用するため白浮きなどの問題がありました。しかし、技術の進歩によりそのデメリットはほどんど解消されており、今では使用感にそこまで差はありません。

・「紫外線散乱剤」は肌や環境にもいいの?

世界的に、肌や環境に悪影響を及ぼしてしまう合成成分を使用しない日焼けの止めの製造・販売が主流になりつつある昨今ですが、その中で新しい紫外線対策として近年登場したのが「紫外線散乱剤」です。
紫外線散乱剤の主成分である酸化チタン(紫外線と反応し日焼けを防ぐ)や酸化亜鉛(紫外線防止効果・収れん効果)などミネラル由来の成分を使用した商品であれば、サンゴには無害との報告があるため、使用を推奨されています。また、肌へのダメージも非常に少ないので、肌の弱い方や子供でも使用することができます。
特にオーガニック市場では紫外線散乱剤のみを使用した日焼けも数多く販売されています。

日焼け止め を選ぶ際に気をつけること

使用用途に会ったSPF・PA数値の商品を選ぶ

日焼け止めを選ぶ際には、SPF・PA数値が生活に適したものを選ぶことが大切です。
例えば、夏の日差しが強い中で1日中外出、キャンプやプールに行くなど強い日差しに当たるシーンではSPF・PA共に高い数値のものを選ぶのが良いでしょう。小時間の移動、屋内での生活などで紫外線をカットしたいときには、SPFがそこまで高くなくてもPA数値が高いものを使用すれば大丈夫です。このように、その日の過ごし方に合わせた日焼け止めの使い分けをしてあげることが重要です。

紫外線吸収剤を使わない 日焼け止め を選ぶ

日焼け止めを選ぶ時に「紫外線吸収剤不使用」のものを選ぶことは大きなポイントです。「紫外線吸収剤」を使っていない日焼け止めには、SPF値が高いものでも肌へのダメージが少ないというメリットがあります。乾燥肌や敏感肌で悩んでいる方は「紫外線吸収剤」に着目して商品を選びましょう。

また、日焼け止め効果はもちろん、同時に保湿できるアイテムを選ぶことで日焼けによる乾燥も防ぐことができます。

オーガニックUVケアのアイテムを選ぶメリットとしては、成分に防腐剤やパラベンなどの肌に負担になる成分が入っていないので、赤ちゃんからデリケートな肌の方でも安心して使用できることです。
成分のほとんどは植物由来のハーブや花などのエキスから抽出されたもので、その植物に含まれるビタミンやその他の成分を壊すことなく配合できるというメリットもあります。
毎日使用するものとしては肌に負担がないものが良いでしょう。
また、オーガニック認証を受けているUVケア商品の中には、その効果を実証する際に、動物実験をしてないものやパッケージも再生可能なものを使用するなど環境に配慮した製造方法なのも、オーガニック製品の良さです。

オーガニックUVケアのアイテム

BABYBUBA UVプロテクト フェイス&ボディ SPF50+/PA+++
紫外線吸収剤を使わず、オーガニックの天然由来成分のみでSPF50+,PA+++を実現させた日焼け止めクリーム。保湿効果のあるオーガニックの植物オイルを使ったよく伸びるミルクタイプです。肌荒れを防ぎ、キメを整えます。 赤ちゃんから肌の敏感な人まで真夏の紫外線をしっかりブロックできます。ワントーン明るい素肌になり化粧下地をとしても使えるので春先から秋まで必需品になりそうですね。無添加・紫外線吸収剤不使用・ノンシリコン・石油系界面活性剤不使用、オーガニック認証取得。

ROSE DE MARRAKECH ローズ ヴェール〈日焼け止め化粧下地〉
SPF25 PA++

LUAMO オールデイプロテクトUVアクアヴェール SPF28 PA+++ 50G
石鹸で簡単に落とすことができ、紫外線吸収剤 / 酸化チタン、酸化亜鉛不使用。一日中使ってもお肌に負担がありません。
植物中の保湿成分などを壊さずに低温圧搾された植物オイルを配合。自然の恵みたっぷりの植物成分が、艶のある輝く肌に整えます。

紫外線吸収剤不使用・ノンシリコン・石油系界面活性剤不使用。
アルガンオイルをはじめとする4つの潤う植物由来成分を配合しているため、日焼け止めだけでなく化粧下地としてもお使いいただけ、潤いを保ちます。SPFも他のに比べると抑えられているので、日焼け止め成分入りのファンデーションと合わせたり、屋内で過ごす日にはピッタリです。ワントーン明るい素肌にしてくれるのでメイクの仕上がりも楽しめます。

日焼け止め 選びを見直してみませんか

今までなんとなく選んでいた日焼け止め。数値や成分によっては肌や環境への負担がかかっていることがわかりましたか。
肌への負担で選ぶのはもちろん、環境に配慮した日焼け止めを選ぶことも大切です。まだまだ続く暑い夏。今年の日焼け止め選びに是非活用してみてくださいね。
 日焼け止め

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大人の化粧下地にも使える babybuba『UVプロテクト フェイス&ボディ SPF50+』

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